客の工夫で美味しくなるもんじゃ食べ放題 : Monja Sakaba Dashi Ya Omori Higashiguchi Ten

大森駅東口に駅前にあるもんじゃ焼き店です。

お店はバスターミナルの端のあたり、ビルの地下１階にあります。
１階に大きく看板を掲げているので、目立つ存在です。

店内は、簡素な造りで、４人用をメインに２人用の鉄板もあります。
どの席もイスはゴミ箱のような構造で座面が蓋になっていて、中に荷物が収納できる仕様です。
テーブルの脇に木製の棚があって、ここに油、青海苔、かつお節などの調味料が置けるようになっていて、機能的です。

メニューは、単品もありますが、食べ放題が主力でしょう。
スタンダード（２，１７８円）、スタンダード食べ飲み放題（３，２７８円）、スペシャル（３，２７８円）、スペシャル食べ飲み放題（４，３７８円）があります。

土日祝はお昼から通し営業をしています。ピークを避けて、ランチタイムの時間は過ぎ、夜はまだ早い時間に訪問しました。
店内は空席が多く、２人での訪問でしたが、４人用のテーブルが利用できました。そのため、鉄板が広くて沢山焼くことができたのが満足度を高めてくれましたね。

いただいたのは、
■スタンダードもんじゃ食べ放題&飲み放題１２０分プラン（３，２７８円）
注文はスマホを使って、ＬＩＮＥでお店を友達登録してそこから入力します。
また、先出しメニューがあり、それと共にもんじゃ焼きを１品頼みます。その後は、自由に注文できます。
料理名の後ろに単品での金額を参考で記載しています。
・ゆで枝豆（３８５円相当）
先出しメニューです。冷凍ものを解凍して提供していますね。
普通の枝豆です。テーブルのほとんどを鉄板が占めるため、枝豆が盛られた器と殻入れの器の２個を置くことになります。早く食べたほうが快適です。
・ポテトフライ（４３８円相当）
これも普通のポテトフライです。もんじゃ焼きが焼けるまでの待ち時間に食べるといいでしょう。
・唐揚げ
２名の訪問だったので、２個なのでしょう。食べ放題でも注文できますが、その場合はもっと量が多いと思います。
パン粉のような細かい衣をつけて揚げており、サクッとしています。
油切れがよく、適度にジューシーですね。
お腹いっぱいにさせるための先出しメニューの割には美味しいと思います。
・明太クリームもんじゃ（１，０８９円相当）
明太子が１腹盛られているのは素晴らしいですが、クリームは、何か乳製品がかかっているだけです。
また、ベースのもんじゃ焼きは、キャベツ、乾燥小海老、揚げ玉で構成されており、生地の量も少なく、簡素なものですね。
この表現だと残念な印象ですが、ここからが重要です。
メニューには、鉄板おつまみと鉄板焼きという、違いがよくわからないですが、粉ものでない料理があります。ここからもんじゃ焼きと相性のいいものを頼んで追加の具とすることで豪華なもんじゃ焼きになります。
・ガーリックシュリンプ（６５８円相当）
バナメイエビと推定されるむき海老です。アルミホイルの器に入り、レモン風味の塩ダレがかかっています。
これを鉄板で直接焼くとレモンの風味は弱まるので、明太クリームもんじゃに入れることで、海老明太クリームもんじゃとしました。
もやしも入っていますが、それも刻んでもんじゃ焼きに入れれば、無駄が無いですね。
単体でも食べましたが、食べ放題の海老としては悪くないと思います。
・牛すじもんじゃ（１，０８９円相当）
ベースのもんじゃに煮込まれた後に冷凍された牛スジが数片盛られたものです。
煮込まれているので旨みがありますが、量が少なくて全体に味が行き渡るには足りないですね。
・サイコロステーキ（７６８円相当）
牛すじもんじゃに追加した鉄板焼きです。
よくある成型肉のサイコロステーキですが、脂身が多いので牛肉由来のコクが出ますね。
牛スジの量が足りないところをうまく補完してくれます。
単体でも食べましたが、醬油系に玉ねぎを加えたタレが美味しいので、これだけでも相応の美味しさがあります。
・海鮮クリームもんじゃ（１，０８９円相当）
ベースのもんじゃにイカ、海老、ホタテが入ります。
海老は、ガーリックシュリンプで使っているものと同じですね。
３種類入るので悪くないですが、これにも鉄板焼きメニューから追加です。
・ミニほたてのバター焼き（７６８円相当）
ホタテが追加されることもさることながら、バターが付いてくるのが美味しさに貢献しますね。
もんじゃがクリームと名乗るのは、サラッとした乳製品をかけているからで、乳製品由来のコクが足りません。
バター焼きのバターは惜しげもなく、結構な量が盛られているので、これを使って役とバターの旨みが全体に行き渡りますね。
・牡蠣バター（８７８円相当）
鉄板焼きメニューのＭＶＰでしょう。
食べ放題とは思えない大ぶりのカキですし、こちらにもバターがあります。
そのため、刻んでもんじゃ焼きに混ぜれば、カキの旨みとバターのコクの両方が加わって、美味しいこと間違いなしです。
海鮮が好きであれば、魚介系のもんじゃ焼きは必ず追加しましょう。
・イカ墨チーズリゾットもんじゃ（１，０８９円相当）
ベースのもんじゃにイカ、クリームチーズ、イカ墨が入り、ご飯が付くので生地を入れる際にご飯も入れてリゾットっぽくします。
・イカ肝焼き（７６８円相当）
イカ墨チーズリゾットもんじゃに追加しました。イカの肝が大きく、ここからも強い旨みが出ますね。こちらも優秀なトッピングです。
加えて、牡蠣バターも追加し、豪華な海鮮リゾットもんじゃにしました。
旨みがしっかりしていて、非常に美味しいですね。
・カマンベールチーズのはちみつかけ（７６８円相当）
カマンベールチーズを半分にカットしてはちみつと胡椒をかけてあります。
イカ墨チーズリゾットもんじゃに混ぜたかったのですが、はちみつの影響が未知数なので別に焼いて食べる際に混ぜてみました。
はちみつの甘さが弱いのとイカ墨チーズリゾットもんじゃに入れた海鮮系の具の濃さがあるので、入れても大丈夫だったと思います。
イカ墨チーズリゾットもんじゃのクリームチーズが軽いので、カマンベールチーズが入ると深みが増します。
・パクチーサラダ（５４８円相当）
パクチー、乾燥小海老をナンプラーで和えたものです。
パクチー好きにはたまらないものですし、パクチーは意外に高いので好みなら積極的に食べるメニューでしょう。
先出しメニューの唐揚げや鉄板で焼く今治焼鳥などの鶏料理が多いのですが、それと一緒に食べるとタイ料理っぽくなりますね。薬味のように使うといいでしょう。
・たたききゅうりの梅和え（３８５円相当）
キュウリを梅肉とかつお節で和えています。箸休めにいいです。
・今治焼鳥盛り合わせ（７６８円相当）
スタンダード食べ放題で選べるのは、むねと鶏ももと盛り合わせの３種類です。
盛り合わせは、ハツとむねでした。ハツはこれでないと食べられません。
串には刺さっておらず、鉄板で焼きます。
ハツは、安いですが珍味っぽい部位で好きなので、嬉しかったです。
塩ダレが付きますが、ハツは濃いめの味のほうが美味しいので、サイコロステーキの醤油系のタレで食べました。
・超炭酸ハイボール（３２８円相当）
単品でもお酒は安いですが、飲み放題も安いのでどうせなら飲み放題がいいでしょう。
安い分、やや、薄いです。
・レモンサワー（３２８円相当）
こちらもハイボールと同様、やや、薄いですね。
他にもいくつかのサワーを飲みましたが、総じて薄いですが、熱々のもんじゃ焼きを食べつつ飲むにはアルコール度数が低いほうがいいでしょう。


ラストオーダーですが、スマホを使って注文するシステムなので店員さんからの声掛けがあっても残り時間が３０分になった時点で注文できなくなります。
ガッツリ食べたい人は、時間を見計らって先に注文しましょう。

定められたメニューどおりに食べると価格相応の食べ放題かと思いますが、想像力を働かせて注文すると、美味しくてレベルの高いもんじゃ焼き食べ放題になります。
今回は、海鮮系にシフトしましたが、豚キムチチーズもんじゃに厚切りベーコンやソーセージを追加してもいいでしょう。
お好み焼きは焼かず、もんじゃ焼きに鉄板焼きメニューでトッピングして、美味しいもんじゃ焼きを食べるといいですね。