ホスピタリティ溢れる築70年の古民家レストランで贅沢な日替り定食をいただきました : 星の食堂

お肉が大好きだった夫がなるべく魚を食べたいと言うようになり、こちらの星の食堂さんにはお魚の定食もたくさんありそうなのを見つけて初めて伺ってみました。

土曜日の瀬戸市内の道路はどこも混んでいて車はなかなか進みません。朝ごはんがお昼になってしまった私たち…お腹が空いているのも手伝って道すがら目に入るラーメン屋さん、思い浮かぶラーメン屋さん全てに入ろう、と夫が言うのを宥めながらやっと辿り着きました。

ナビの示すあたりに近づくと、あ！あれだ！とお店だとわかる佇まいを感じ、やはり星の食堂さんでした。鯉のぼりが看板の傍で気持ちよさそうに泳いでいて可愛いかったです。
駐車場は入口手前の左手４台、右手の少し小高いところに８台あり、調度１台分だけ空いていてラッキーでした。

入口に、営業日カレンダー、営業時間、メニュー、お店の紹介などが貼られていました。
お店は築70年の古民家を利用されているそうで、広い敷地に建物も大きくて、中庭が素敵です。
玄関に着くと、玄関前にも日替りメニューの詳細や、今日の焼き魚、煮魚の説明などが書かれていてあちらこちらに、限定○食、の文字が！

待つことなくすぐに奥の方の、お座敷のテーブル席に案内してくださいました。
初めてお伺いしたのに、お店のスタッフの皆さんがとても温かい笑顔で迎えてくださり、もうそれだけで嬉しくなります。
メニューはどれも美味しそうで迷いました。
もうだいぶ大勢のお客さんで混雑していたため、

人気No.1 20食限定　日替り定食　　
内容はその日によって変わるそうです　1,870円（税込）

をお願いするのは無理だろうと思ったのに、まだ出来るとお聞きして、２人でそれをお願いしました。

お料理を待つ間、席から見える中庭のピンクのサツキが満開なのを眺めたり、お部屋の富士山の額や、床の間の掛け軸を眺めたりしていました。

ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
うわー！　これは日替り定食なの？
なんて豪華なんだろう、すごいボリューム！
日替り定食でこんなにいただいても良いのだろうか、と思うほど素晴らしいお料理でした。

入口に貼ってくださってあったお品書きが役に立ちます。

北海道産　蒸しズワイガニ
天ぷら
手羽元のあっさり煮
高知産　カツオの刺身
焚合せ
ごはん、お味噌汁


え！カニ？　久しぶりでしたし、まさかお昼の定食でいただけるとは嬉しい驚きでした。食べやすく包丁をいれてくださってあり、とても美味しくいただきました。北海道産、というのがなんとも嬉しかったです。レモンスライスが添えられていて見た目も爽やか、カニ酢も兼ねていていいな、と思いました。

天ぷらは、エビ、ナス、筍、イカで合っているでしょうか…天つゆを使わなくても美味しくいただきました。
熱々、サクサクでした。

手羽元のあっさり煮は、気持ちよくホロホロと骨からお肉が剥がれて美味しい。優しいお味。こんなふうに出来たらいいのにな、と思いながらいただきました。
それに出汁巻き玉子もついていて美味しかった。大サービスですよね。

カツオはとても新鮮でした。
薬味でカツオかな、と思ったのですが、普段いただくものより臭みがなく、とにかく新鮮で美味しかったです。

焚合せ、は青梗菜、なると、えび、ちくわ、ごぼう、　里芋、こんにゃく、唐辛子　が入っていました。ごぼうは大きめのカットでしたが、良いかたさに焚けていて、里芋はくずれていなかった。
一つ一つの具材にしっかり味が染みて、こんにゃくもちょっとピリ辛で美味しかったです。

それから白菜、きゅうり、にんじんのお漬物

ご飯　　

お味噌汁は油揚げとワカメでした。


何をいただいても美味しくて、一口ごとにありがたさと幸せを噛み締めました。
店主さんは毎日早起きをして、鮮度の良い食材を仕入れて、仕込みをして、お店の準備をして…毎日お客さんを迎えるまでに忙しくされながらも、食べる人たちのことを思い、いろんな献立の準備をされているんだろうな、と急に思えてしまい（飲食店の皆さん、毎日お疲れ様です）、自分にできるのは感謝しながら残さず綺麗にいただくことだけだ、と思い…完食しました。
ホスピタリティ溢れるお料理をいただけて嬉しい日でした。

来る時には気づきませんでしたが、出口に向かいながら中庭を眺めると綺麗にお手入れされていて、やっぱりサツキが綺麗でした。
色とりどりの和傘が並んでいて素敵でした。

すっかりお店のファンになりました。
また伺いたいです。
ご馳走さまでした。