大事な席にも使える名古屋一のグランメゾン : ラ・グランターブル ドゥ キタムラ

今回は大人数の食事会での利用であった。メインフロアも良いが今回は仲間内の食事を楽しむため個室を指定。やはり騒ぐ可能性があるときにはこういう大きな個室があるレストランがありがたいのである。
ただ個室だとそのレストランの持つ雰囲気というか空気感を１００％楽しむことができないのが難点なのだが・・・。やはりそれも含めて「レストラン」なのだ。

今回は通常の食事会よりも少しアップグレードしたコースでお願いした。時間になりみんな揃ってスタートである。

この日頂いたのは

玉ねぎのキッシュ
愛知県産ヒラメのマリネと北海道産カリフローレンのサラダ仕立て
フランス産ヴォライユのラビオリのカプチーノソース
三重県産伊勢海老のコライユ焼き　アメリケーヌソース
長崎　ハタのポワレ
愛知県産牛フィレ肉のソテー
紅玉とバニラのパルフェ
イチゴのショートケーキ、洋梨のタルト

であった。

最初の玉ねぎのキッシュはさすが王道フレンチのお店とあって温度管理もバッチリ。最高の状態で提供してくれた。こういう食べ慣れたものではあるが、その旨さはやはりプロの作るレストランのクオリティなので、デパ地下の物とはわけが違うのである。最初から美味しかった！！

サラダにはヒラメのマリネ、そしてマグロにキャビアとストーリーの最初には十分過ぎるものであったし、伊勢海老のアメリケーヌソースは味とともにこういう店で、豪華な気分に浸してくれる。ハタもクセがない魚である分、料理人の腕が問われる素材だし、牛フィレ肉のソテーは安定の美味しさであった。

こういう大箱の店でこのクオリティの料理を出せるところは名古屋広しと言えどもそうはないだろう。やはり個人的な訪問とは違い、大人数で美味しいものを食べようと思うとなかなか場所が限られるのも事実なのである。

その点こちらではどのクラスのコースを食べてもそれなりに満足できるのだ。名古屋ではおススメのグランメゾンである。

少し前の備忘録である。
久しぶりにこちらのことを思い出して行ってみることにした。電話するとすぐに予約は取れたので今もあまり混んでいないらしい。２０１９年のミシュラン東海では見事一つ星に輝き、名古屋では知らない人がいないほどの有名店である。私も昔から何かお祝い事があるとこちらを利用させてもらっていた。和食でおもてなしができるお店は多々あれど、フレンチではこちらが一番間違いがないからである。またそういう宴会利用もできるが、北村シェフの本領はそれでは理解することができない。

やはり一番高いコース、もしくは2番目でお願いしないといけないと思うのだ。昨今の情勢からか、こちらのお店の安いコースだとディナーで8000円位からあるようだが、これは若い人をターゲットにした値段設定だろう。そうやって新しい世代の客も取り込んでいかないといけないのは分かるのだが、それではこちらの真価は全く理解できないと思うのだ。
最近では何料理か分からないような「フュージョン料理」というのが流行っているが、こちらは正真正銘のクラシカルなフレンチである。そういうお店が苦戦しているのはクラシックなフレンチファンの私としては心苦しい限りなのである。

この日は全くのおまかせでお願いした。決して私はこちらの常連ではないのだが、そういう客に対してもこちらのお店はきちんと対応してくれるのだ。庭の見える景色の良いテーブルに座ってコースのスタートを迎えた。

今回頂いたのは

玉ねぎのキッシュ
イベリコ豚の生ハム
伊勢海老、帆立のグリル
鮑のリゾット　パルメジャーノ
ジャガイモの冷製スープと雲丹
紋甲イカのタルタルとキャビア
金目鯛のヴァプール
牛フィレ肉のロースト

とデザートであった。

いつも思うのだが、こちらでの一番良いコースは抜群に美味しい。
どの料理もクラシカルなフレンチを堪能させてもらえる、そんな大満足な料理ばかりであった。

しかしながら宴会などでお願いする安いコースはそこそこの結婚式の料理みたいでかなりの差があるのだ。

やはりこちらで料理を楽しみたいときには最低でもある程度のコースを選んだ方が良いだろう。

格式もあるのでかしこまった席でも利用しやすいのだ。

これからもいろいろなシーンでお世話になりたい、そんな名古屋のグランメゾンなのである。

もう何度も行っているが何故かなかなか自分には馴染めないレストランだ。閑静な住宅地に構え店内はグランメゾンの雰囲気を備える。もともとは中部電力の会長宅だったらしい。また車で行っても店の目の前には広大な駐車場もあり車で動くことの多い名古屋でも便利である。
私は今まで主に会合とか家族のお祝い事とかでお邪魔したことが多かったのだが、その時は美味しくも何ともないレストランだと思っていた。しかしあるとき個人的に訪れる機会があったのでちょっと高いコースでお願いしてみたらびっくりするぐらい美味しかった。
普通、レストランというのは安いコースで頼んでもそれなりにそこのテイストを出しているものなのだがここではどうやら安いコースと高いコースの間にはエベレストのような山があるようだ。安いコースを食べていてもここのシェフの実力は全くうかがい知ることはできない。やはりここでは最低２万円以上のコースで頼まないと美味しくも何ともないのだ。だからここの評価は人によって２分しているが信仰者が多いのも事実である。

また結婚式も行っているようなので多少商業的な方に走っている感も否めないが、このクラスのレストランになるとそれは経営上仕方のないところだろう。
私が伺った日もホールには男性のスタッフの方が４人と女性の方が１人いらっしゃった。厨房は見ていないがきっと何人かの方がいらっしゃるだろう。お客さんもまばらだったので、経営を考えるとやはりある程度高いコースにしてもらわないと採算が合わないのだろうと想像できる。

この日の前菜はまずはキッシュから。まあそれなりに美味しかった。そしてホールの端に生ハムの原木がおいてあったがそこから切り出された生ハム。まあ美味しい。そして最初の料理ともいえるコーンのムースの上にウニが乗っていてその上にキャビアがどさっと乗っている前菜が出てきた。おまけにキャビアの上には金粉も乗っている（笑）まあこれは見た目だけだが・・・これかなり美味しい～～さすが北村シェフというような料理だ！！
次に帆立貝、たいら貝を焼いたものにキスだ。これもそれなりに美味しい。良い感じに進んでいく～～
次に大きな手長海老のアメリケーヌソース、これもgood!!　　こんな大きな手長海老見たことない。

そして魚料理はアマダイとアワビだった。バターでソテーしてあるようだった。ちょっとくどい感じもしないでもないが美味しかった。

肉料理のメインはこの手の店にはよくある牛フィレ肉とフォアグラだった。奇をてらったようなメインは嫌だがここまでオーソドックス過ぎるメインも味気ない。味は「ホテルの牛ステーキ」という感じだった。

そしてチーズはウオッシュタイプを選択。美味しいチーズだった。
デザートもワゴンから選べるが・・・何だか私には合わない感じがした。

トータルでは十分満足できるお店である。またそのうち再訪したい。