「高パフォーマンス」画面共有を使用する
「高パフォーマンス」画面共有を使用すると、より高度なカラーワークフローに対応できるようになり、応答性が向上します。
「高パフォーマンス」画面共有は、ステレオオーディオ、HDRビデオリファレンスモード、4:4:4のクロマサブサンプリング、および高速フレームレート(30または60 fps)に対応しています。
「高パフォーマンス」画面共有をオンにする
この機能に対応しているAppleシリコンを搭載したMacとクライアントMacを制御または監視しているときは、「高パフォーマンス」画面共有を有効にできます。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台のコンピュータを選択してから、「操作」>「制御」または「操作」>「監視」と選択します。
選択したコンピュータが「高パフォーマンス」画面共有に対応している場合は、「画面共有タイプを選択」パネルが表示され、「高パフォーマンス」を選択できます。
選択した画面共有タイプをあとから編集するには、コンピュータを選択して「ファイル」>「情報を見る」>「制御と監視」と選択し、下部にある目的の「画面共有タイプ」を選択します。
「高パフォーマンス」の要件と制限
「高パフォーマンス」画面共有を使用するときは、以下の点に注意してください:
「高パフォーマンス」画面共有を使用するには、高いネットワーク帯域幅と一貫した低ネットワークレイテンシが必要です。 1つの4Kディスプレイに対して推奨される帯域幅は75メガビット/秒です。
有線ネットワーク接続が推奨されます。
両方のMacコンピュータにAppleシリコンとmacOS Sonoma 14以降が搭載されている必要があります。
両方のMacコンピュータがUDPポート5900、5901、5902で相互に通信できる必要があります。
それぞれのMacで、一度に有効にできる「高パフォーマンス」画面共有セッションは1つだけです。
1つの仮想ディスプレイで対応できる最大画面サイズは、4K(3840 x 2160ピクセルまたは1920 x 1080 HiDPI)です。
HDRビデオリファレンスモードに対応するには、「ディスプレイ」設定で「HDRビデオ(P3-ST 2084)」のプリセットを選択する必要があります。Macの「ディスプレイ」設定の「プリセット」メニューを使用するを参照してください。
対象のMacにログインしているユーザ名を使用して認証すると、プライバシーを守るため、そのMacに接続されているハードウェアディスプレイには何も表示されなくなります。つまり、「高パフォーマンス」画面共有を使用している間は、誰もそのMacを使用できなくなります。