iPad用Logic Proユーザガイド
- Logic Pro 1.1の新機能
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- アレンジの概要
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- リージョンの概要
- リージョンを選択する
- リージョンをカット、コピー、およびペーストする
- リージョンを移動する
- リージョン間のギャップを削除する
- リージョンの再生をディレイする
- リージョンをトリムする
- リージョンをループさせる
- リージョンを繰り返す
- リージョンをミュートする
- リージョンを分割および結合する
- リージョンをストレッチする
- ノートピッチ別にMIDIリージョンを分離する
- リージョンを所定の場所にバウンスする
- オーディオリージョンのゲインを変更する
- トラック領域でリージョンを作成する
- MIDIリージョンをDrummerリージョンまたはパターンリージョンに変換する
- リージョン名を変更する
- リージョンのカラーを変更する
- リージョンを削除する
- オーディオリージョンにフェードを作成する
- フェーダーを使ってミキシング機能にアクセスする
- 著作権
iPad用Logic Proの「チューニング」プロジェクト設定
iPad用Logic Proには、ソフトウェア音源用のリアルタイムチューニングシステムが備わっています。「チューニング」プロジェクト設定では、このチューニングシステムを変更できます。
ソフトウェア音源のピッチ
「チューン」フィールド: すべてのソフトウェア音源用のグローバルチューニングを定義します。調整は、±セント(半音の1/100)単位で行います。デフォルト値の0セントは、コンサートピッチのA=440 Hzを表します。
「ソフトウェア音源のスケール」ポップアップメニュー: 2つの異なるチューニングから選択します:
「平均律」: 平均律は、今日のクラシック音楽や西欧音楽で最もよく使われるスケールです。
「Hermode Tuning(HMT)」: 3度、5度、7度の音程を調整し、より豊かなハーモニーを響かせるようにするマイクロトーナルチューニングシステム。
「Hermodeタイプ」ポップアップメニュー: 「ソフトウェア音源のスケール」ポップアップメニューから「Hermode Tuning(HMT)」を選択した場合にのみ表示されます。
ポップス/ジャズ(3、5、7度-すべて): このモードでは、3度、5度、それに7度が調整されます。ポップスやジャズなどに適していて、特に和音の響きを持続させる曲では有効です。しかし、7度のずれが大きいので、多声音楽には比較的向いていません。このモードを使う際は、「深度」を90 %か100 %にしてください。その他の値では、7度の音が音響的に効果のないものになります。
クラシック(3、5度-すべて): 3度と5度を、広い範囲で純正に保とうとするモードです。干渉がある場合は、純正律の精度が一時的に下がります。このモードは、あらゆる種類の音楽で利用できます。「深度」パラメータの値は、3度と5度の純正の度合いを示します。100 %に設定すると、最大限の純正度が得られます。10 %にすると、純正度が最も低くなります。0 %にすると、チューニングが平均律になります。
バロック(3、5度-適応): このモードでは、純正3度と5度を(特性を変えながら)調整します。調性のある音楽では、主和音は純正に響きますが、そこから離れた和音では純正度が低くなります。和声の中心が明瞭でなくなった場合、すべてのコードが同じ純正度で調整されます。その他のモード同様、「深度」の値を100 %にすると最も高いレベルで純正度が維持され、10 %では純正度が最も低くなります。
「Depth」フィールド: 「ソフトウェア音源のスケール」ポップアップメニューから「Hermode Tuning(HMT)」を選択した場合にのみ表示されます。3度と5度の純正の度合いを0%~100%の間で設定できます。