おいしいコーヒーの再現性を高めるための考察
この記事は
コーヒー Advent Calendar 2015 - Adventar
の12/14の分です。
まえがき
もちろんサイフォンも好きです
750~800円/100gの豆を買って、毎日18gずつ飲んでいるのですが、1杯約150円ということで、少しでもおいしいと思えるコーヒーの再現性を高めたくなるのがエンジニアの心情かと思われます。
そこで今回は、おいしいコーヒーを再現性高く淹れるテクニックをまとめるという趣旨でお送りします。
おいしいコーヒーの特徴
僕はおいしいコーヒーだと判断する基準として、脳が「ピクッ」っとなることを重視しております。
- カップに口を付ける前の香り
- 飲み始めの味
- 舌触り
- 飲み込む時の風味
- 飲んだ後数呼吸の余韻
これらの多面的な要素が絶妙に絡まって「脳ピク」が生まれていると私は考えており、毎朝これを続けることで精神が良い感じに保たれております。
脳ピクのために押さえるポイント
まずは豆の種類が思い当たりますね。
- 飲んだあとの味の時系列変化
- 温度変化による味の変化
- 余韻の有無
などが変わってくると思われます。
他にも
- 鮮度
- 挽き方
- 淹れ方
- 管理方法
などに気をつけるとよいでしょう。
はい、 コレ全部考えるとなるともはや再現などできそうもないカオス系ですね。
それでも同じ味を再現したい
ですので
近所のロースターさんから焙煎後の豆を買うことで
などの諸条件を揃えることができます。
ビバ・札束で殴る
(朝の酒だと思えば安いもんです。夜の酒を減らそう。)
ベースラインを整えれば、あとは同じ手順でコーヒーを淹れるだけです。
しかし、淹れるのがまた大変
ペーパードリップで厳密に毎回同じ淹れ方をするのはきつい(個人的感想)
本当に毎回同じ味を再現したい人はフレンチプレスをオススメします。
(僕は舌触りが粉っぽいのがニガテなので避けていますが)
嗚呼由々しき矛盾。ドリップの修行あるのみですね。
さて、しかしながら今回の主題が「再現性」ということなので、
さんで習ったフレンチプレスの(大雑把な)淹れ方を参考までに書いておきますね。
フレンチプレスの淹れ方
- 容量350ml程度のフレンチプレス、細口ケトル、焙煎後4~7日のコーヒー豆、コーヒーミル、87℃くらいのお湯(500ml)、お気に入りのマグカップ(280ml以上入る奴)、キッチンタイマーを用意します。(ティファールで沸騰したてくらいがちょうど87℃だったと思います)
- 18gの豆を中粗挽きにします(細かい粉でフレンチプレスするとかなり粉っぽいので/ロースターさんで挽いてもらうと酸化が早い気がしますので自分でミルを使うのが吉かと)
- お湯を100mlくらいフレンチプレスに入れておきまして、50mlくらいをマグカップに入れて、温めておきます(注いだ瞬間温度低下すると味が毎回変わるので)
- フレンチプレスが温まったらお湯を捨て、コーヒー豆を投入して平らに慣らします。
- タイマーを4分にセットして待機します
- 細口ケトルを使って100mlだけお湯をちょろちょろと注ぎます(まんべんなくひたるように)
- 注ぎ終えたらタイマーをスタートして、まずは30秒待ちます(冬場はお湯が冷めるのが早いので、この隙に残りのお湯を再加熱すると吉)
- 30秒経ったら、フレンチプレスを少し傾けて、180mlのお湯を壁伝いにちょろちょろと細口ケトルからお湯を注ぎます。なるべくコーヒー豆をお湯でかき混ぜてしまわないようにゆっくりと。
- お湯を注ぎ終えたらフレンチプレスの蓋をはめて、残りの時間を待ちます。
- 4分のタイマーが鳴ったら、20秒かけてゆーーーっくりとフレンチプレスの蓋を押し下げていきます。
- 下まで蓋をプレスしたら、初めの30mlくらいは別の容器に分けて、その後230mlくらいを温めておいたマグカップに注ぎます。最後は少し残して、それは別の容器に移しましょう(最初と最後は雑味が多い気がします。飲み比べてみましょう。)
- できあがりです。熱々の風味から冷めていく間の温度変化を楽しみましょう。(後片付けも忘れずに)
大体こんな感じです。
nozy coffeeの店舗でもこの手順でやっているとのことです。
一応直接習ったんですが、間違ってたらごめんなさい。
最後に
シングルオリジンコーヒーは時期によって豆の品揃えが変わっちゃいますし、焙煎機の入れ替わりとかいろんな要因で条件を揃えるのがとてもむずかしいです。
ですから、行きつけのロースターさんとの信頼関係を作って、好みの産地の豆が入ったらメールで教えてもらえるようにしたり、手順を自分なりにまとめてみたり、イレギュラーが起こる可能性をなるべくなくしていくのが再現性を得る上では重要かと思われます。
もちろん行き当たりばったりで種類や抽出法を変えてみて、いろんな表情のコーヒーを楽しむのもまたオツなのですがね。
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