森茉莉『貧乏サヴァラン』ちくま文庫
3冊目。
「耽美好き」とか言っておきながら、森茉莉を読んだこと無かった。だから読んだ。
けど、明らかに手に取る本間違えたwwwこれ食べ物に関するエッセイ集だし。
でもすごく面白かったよ! ラオコーンの親みたいな格好っていうところは吹き出しそうになったwww あと、「ジュンかヴァンのオトコノコ」っていうのも最高。喜多方の話の書き出しも良かった。
実際知り合いにこういうばあさんがいたら、気がかりでしょうがないと思うけど、こういう人に文章を発表する機会があって、こうして作品が残ってるっていうのが奇跡的だと思う。こんな娘に育てちゃう森鴎外も可笑しい。普通の感覚だったらひどい仕打ちだと思うけどね〜。
こんなに面白いなら、耽美系の前に、エッセイを色々読んでいきたい感じ。
![貧乏サヴァラン (ちくま文庫) 貧乏サヴァラン (ちくま文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51F0TB84AQL._SL160_.jpg)
- 作者: 森茉莉,早川暢子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/01/01
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (76件) を見る