ニュー・オーダーのバーナード・サムナーが自身の回想記の詳細を明らかにしている。
バーナードは昨年の6月に出版契約を交わしたことを明らかにしていたが、回想記は『Chapter And Verse (New Order, Joy Division And Me)』といって9月25日にトランスワールドから刊行されることが明らかになっている。
プレス・リリースによれば、この本はバーナードが子供時代を過ごしたマンチェスターのサルフォードをめぐる「鮮やかでわかりやすい」描写のほか、ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ハシエンダについて振り返るものになっていて、さらに次のようなものだという。
「時に感動もあり、頻繁に笑いあり、そして完全に常軌を逸することもあるこの物語は、音楽の歴史の中でも最も表情豊かでクリエイティヴな登場人物たちによって彩られたものになっている」
元ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーのピーター・フックもこれまで2冊回想記を出版しているが、一つが2009年の『How Not To Run A Nightclub』(ハシエンダ マンチェスター・ムーヴメントの裏側)でこれはピーターによるハシエンダについての回想記だった。もう一つが2013年の『Unknown Pleasures』で、こちらはジョイ・ディヴィジョンでの活動を振り返るものだった。ピーターとしてはニュー・オーダーの本は出したくないと語っていて、そのことについて「嫌な思い出ばっかりだからだよ。愚痴だらけの本なんて書きたくないからさ」と説明している。
現在、ニュー・オーダーは北アメリカ・ツアー中で、7月13日のロサンゼルス公演が最終公演となる。これまでバンドは新曲"Singularity"をライヴで披露していて、2013年の『ロスト・サイレンズ』以来となる新作のリリースを来年の春に予定しているとこれまで伝えられている。また、ケミカル・ブラザーズのトム・ローランドがバンドと作業を重ねていると昨年伝えられていたが、最終的に誰がプロデュースにあたっているのかは明らかになっていない。
新曲"Singularity"のライヴ映像はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=rJ5idkbbSno
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