最近、日本人の友達とオンラインで遊ぶことが多くなったので、あっちの時間がぱっとわかる腕時計が欲しい。

インドネシアとの時差の2時間差ぐらい暗算できるし、なんならスマホがあるからそこまで必要? ってなるけど、ほら、浪漫だよ。自分も時々海外に行くからという理由で、自分に合う時計を探しに海外まで行ってたら(これ本当)……

見つけましたよ……コスパ最強の腕時計を……!

・外見

というわけで、今回紹介するのは「Casio Wave Ceptor WVA-M630」。あのカシオが販売するアナデジ電波対応腕時計だ。

アナデジモデルだからアナログのダイヤルに小さな液晶がついている。買った時は針やインデックスの色を全然見てないからシルバーだろうと思ってたけど、まさかのゴールド。これはこれで良き。


ダイヤルは黒色で深く、サンバーストの仕上げが施されていて、光などに当たると放射線状の模様が綺麗に浮かび上がる。いやーまじで綺麗。てかゴールドのインデックスとまじで合う。


下部には小さく液晶画面のための切り込みがあり、液晶が見える。正面から見る分には綺麗だが、角度をつけると見えなくなってしまう。デジタル時計でも有名なカシオにしては視野角が狭い


でも正面から見る液晶画面はまじで綺麗。ドットマトリクスディスプレイだから文字一つ一つがちゃんとしてて見やすい。



ケースは樹脂とステンレススチールの組み合わせで、横にあるボタンはプラスチック。プラスチックだから安っぽく見える……という声をよく聞くが、そこまで見えるものではないし、何ならデカいから押しやすいまである。

まぁでも、鉄のボタンにしたらもっとカッコよかったかも。

ブレスレットは軽いステンレススチールで「ワンプッシュ三つ折れ式」というシステムを使っている。これちょっと人を選ぶな。


なぜかというとブレスレットのリンクを外して調整するタイプのやつじゃなくて、「中留」をずらして調整するんだよね。余ったブレスレットはそのまま。


腕が太い人ならまだしも、腕が細い人には合わないかも。自分の腕ってそこまで太くないからブレスレットの余りが多くなって、つけるとなんか飛び出す感じで苦手。替えたい。


てか腕時計本体がまじで軽いんだよね。いつも愛用してる機械式腕時計が重いせいか分からないけど、まじで軽い。手に持ったときにはさすがにビビった。


・機能

さて肝心な機能だが、まず「Tough Solar」だから太陽光の光で充電できる。使っていると勝手に充電してくれるから、電池の心配はなし。

てかこういう時計ってソーラーじゃないとダメなんだよね。こんなに機能がついてるから、普通に電池を使ってると1年も経たずに電池切れしてしまう。


そんで「Multi Band 6」というわけで、日本にある2つの局(おおたか山とはがね山)に加えて、中国・アメリカ・イギリス・ドイツが受信している標準電波を受信して常に正しい時刻を表示させることができる。いわゆる電波時計ってやつ。

以前紹介した電波腕時計は日本の標準電波しか受信できない電波時計だが、このWave Ceptorは日本外の電波も受信できるので、欧州や中国、アメリカに行くと時刻が勝手に修正される。ちょくちょく海外に行く人にはまじで便利かも。

まぁインドネシアではそういう電波は飛んでないから、普通に手動で調整するけどね。それかアプリを使うか。


続いてこの時計の主な機能だが、まずフルカレンダーがある。うるう年とかにもちゃんと対応しているから、月が変わるたびに日付表示を直す必要はない。曜日も表示できて、日本語・英語・ドイツ語・スペイン語・中国語に対応している。もちろん俺は日本語を使う。

次は電池残量と最後受信した時間電池レベルが目に見えて分かるのは良いね。


それからワールドタイムで、世界29都市を表示させることができる。この機能こそ自分が一番探し求めていた。海外に行くときに便利だし、自分は日本人の友達とオンラインで遊ぶことが多いからぱっと日本時間が見られるのはまじで良い。


あとアラームがなんと5つも。時報のかわりとしてスマホでアラームを設定してるんだけど、これがばかうるさくて……だからアラームが5つあるのはまじでありがたい。


普通の時報もある。時間の感覚よく失う自分にとって毎時間鳴いてくれるだけでまじでありがたい。


ちなみにストップウォッチとタイマーもある。タイマーは仮眠用に使っている。


これだけじゃ起きれないけど、仮眠時間の目安として使っている。カップ麺作ってるときにまじで必要な機能でもある。


そしてオレンジのランプ付き。液晶は見えないけど、暗闇の中アナログ時計部分を見る分には十分だと思う。


かっこいいのが、光の当たらない場所に長くいると入る「パワーセーブモード」。液晶画面の表示は消えて秒針が止まり、分と時針だけが動いて電池消費を最低限に抑えてくれる。嬉しい機能だ。


明るいところに持ってくと自動で液晶画面表示がついて秒針も動き出す。かっっけえええ。


・まとめ

この腕時計、まじで良い。何が良いかというと……

まず安い。「カシオ Wave Ceptor」シリーズは色んなモデルがあるんだが、公式サイトのオンライン価格だと新品が2万2000円。中古なら体感で7000〜9000円ぐらいなのでめっちゃくちゃコスパが良い。こんなに機能のついた電波時計が、中古だと1万以下で買えるんだぜ?????


安いのに、安いとは思わせない見た目。もちろんケースは樹脂でできてるし、ブレスレットもシャカシャカ鳴って安く感じられるところもあるけど、それでもよく見るとまじでかっこいい。高級感を感じる、皮ベルトに替えたらなおさらかっこいいんだろうなぁ。

同じような時計でもうちょい高級感が欲しいのなら「Lineage」シリーズを選ぶのも良い。同じような見た目で、同じようなムーブメントを搭載しているが、あちらはちゃんとケースもボタンもステンレススチールを使っているので耐久性も高いし、めっちゃかっこいい。

Bluetooth・GPS対応腕時計と比べると実力を発揮できる場所が少ないけど、日本国内で使う分には最高じゃないか電波腕時計。電波が無くてもクオーツ式腕時計として精度も良いほうだから、電波があっても無くても正確な時間を示してくれるからまじで買いだぞ。

アナログ時計が好き……だけど機能が欲しい……」という方、「世界一周の相棒が欲しい」方にめっちゃオススメ。

というわけで、Sampai Jumpa Lagi!


参考リンク:Casio公式サイト
執筆:アキル
Photo:RocketNews24