以前の記事で、回転寿司チェーン「くら寿司」の乱心についてお伝えした。2月の節分を前に、のり巻きに豆大福を巻いた恵方巻きを発売すると発表したのである。
のり巻きに大福を入れて、「まめ巻」というそうだ……。まさかダジャレを商品化した訳じゃないよね? ちゃんと美味しく食べられるんだよね? どうしても味が気になったので、一足先に食べてみた! すると……。う~ん、これは意見が分かれそうな味……。
・発売前に試食
この商品の発売は節分、つまり2月3日である。しかしどうしても味が気になって仕方がない。そこで特別にお願いして、発売前に味見させて頂くことにした。ちなみに2015年に発売された、まるごといわし巻も一緒に味見することに。
・いわしがスマキ……
見た目はどこにでもあるのり巻きだ。強いていえば、彩りのある食材が使用されていないため地味。特にいわしが顔を出したまるごといわし巻は、かなりシュール……。いわしが罰でスマキにされているように見えて仕方がない。
・色のない世界
一方のまめ巻は、さらに色気がない。豆大福の豆、そしてのりの黒。そしてご飯と大福の白。それ以外の色はゼロだ。モノクロの殺風景な世界。実にわびしいじゃないか……。問題は味だ。味が良ければ、見た目に活気がなくても良いだろう。
・ダイレクトに大福
一口食べてみると、ダイレクトに大福の味が飛び込んでくる。うん、良く知っているいつもの大福の味だ。アンコの甘さ、アンコを包む餅の食感。ここまでは想像の範疇である。しかしコレは寿司だ! そのことを後から思い出すことになる。
・好みが分かれそう
のりの味と、酢飯の味が少し遅れて口の中に広がってくるのだ。先にいるのはアンコと餅。この4つの味が混ざり合っていく。大福食ってるのか、それとも寿司を食っているのか、やや混乱する。おはぎのような感じがしない訳じゃない。「これはおはぎだ」と思うと美味しいのだが、「これは寿司だ」と思うと、若干戸惑う。
これは意見が真っ二つに分かれそうだ。好むか好まざるか、実際に食べてみて判断して頂きたい。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼まるごといわし巻
▼何だかいわしが悲しそうに見える……
▼梅肉がアクセントになっていて美味しいという中澤記者
▼そして、まめ巻
▼たしかに大福が入っている
▼半割にすると……。真ん中に大福おらんかった
▼食べちゃうよ
▼どれ~……
▼う~ん、おはぎみたいだけど、コレ寿司だよね? ちょっと混乱しちゃう
▼中澤記者はアリとの判定。好みが分かれそう