マツダは6月20日、自動車リサイクル法に基づく2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)の使用済み自動車のリサイクル実績を公表した。
2021年度のASR(自動車シュレッダーダスト)の引取りが12万9770台(前年度比5.9%減)、重量で2万6256トン(同5.4%減)。このうち2万5333トンを再資源化した。ASRの再資源化率は96.5%(同0.1ポイント増)となり、2015年度以降の法定基準70%を2008年度から継続して達成、車両のリサイクル実効率で99%を超えている。
エアバッグ類は11万8837台(同5.0%減)・49万7887個(同4.0%減)を引取り、回収処理または車上作動処理により再資源化を行った。エアバッグ類の再資源化率は95.2%(同0.2ポイント増)と法定基準85%を上回った。また、フロン類についても11万8939台を適正に処理した。
特定3品目の再資源化などに要した費用の総額は14億8256万円で、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金の総額は15億5642万円、全体収支は7385万円の黒字となった。また、マツダは前年度収支黒字相当額の8880万円を自動車リサイクルの調査・研究などへの助成および事業を行う自動車リサイクル高度化財団に拠出した。