『フォレスト』純の“秘密”が次々と明らかに 癖になる岩田剛典のゾワゾワ演技

『フォレスト』岩田剛典の演技が癖になる

 純(岩田剛典)の“秘密”が次々と明らかになった『フォレスト』(ABCテレビ・テレビ朝日系)第2話。

 まず、純はケアハウスにいる母親に「リョウスケ」と呼ばれていたため、「楓(比嘉愛未)に名前を偽っているのかな?」と思ったが、リョウスケは純の亡くなった弟の名前らしい。弟が亡くなってから、母・茜(黒沢あすか)は、純のことを「リョウスケ」と呼ぶようになった。「母さんのなかで死んだのは、俺の方なんだ」と悟った純は、母の前でリョウスケを演じるようになったようだ。“嘘”をテーマにした作品であるため、彼の話をすべて信じていいのか悩むところではあるが……。「これでもう俺も隠し事はないから」とまっすぐな瞳で言われると、純のことを信じたくなってしまう。

 しかし、純が幾島家に出入りしている医師・塔子(水野美紀)と何かしらの関わりがあるのに、それを隠していたのが気にかかる。初回の時点では、「純と塔子はグルになって幾島家に復讐をしようとしているのでは?」と考察をしていたのだが、どうやらそうではなさそう。ただ、「どうして名前を偽って幾島家に近づいたの? あなたも幾島家に何かあるの?」という台詞から察するに、塔子も目的を持って幾島家に近づいているのは間違いないだろう。

 個人的に、純が幾島家に恨みを抱いている理由は、ブランフォレストパークにあると思っている。なぜなら、鈴子(松田美由紀)が純にブランフォレストパークの設計図を見せながら、「ホテルと大型スパのあるレジャー施設を建てるはずだったんだけど、施工会社に騙されて結局頓挫しちゃったの」と言ったとき、純は確実に“何か”ありそうな表情を浮かべていた。また、ブランフォレストパークの記念品と思われるテレフォンカードを純が持っているのも、闇が深い。鈴子が「記念品も作ったんだけど、全部パー」と言っていたのに、その記念品を持っているということは……。純の身内がこの計画に携わっていたとも考えられる。

 また、3年前に鈴子が経営するホテルグループ・ブランフォレストは、集団食中毒を起こしたらしい。しかし、鈴子は調査機関を買収して、すべての責任を肉を提供した中西精肉店に押し付けた。その結果、中西精肉店の店主は責任を感じて自殺。塔子は、年代的にもこちらの事件に関わっているような気がする。店主の妻だったりする可能性もあるだろうか。

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