残された命に、もう一度温もりを。保護猫たちへ医療支援をお願いします

はじめに

2024年10月、熱海市某所。

近所の見回りをしていると、痩せ細った猫が食べ物をせがむように近づいて来ました。空腹のはずなのに食べ物を見せても気づかず、鼻先まで持っていくと、もの凄い勢いで食べ始めました。目が見えていない様子だったため、緊急保護をいたしました。

 病院へ連れて行き、診てもらったところ、お腹に丸い小さな石が複数確認されました…
目が見えていなかったため、食べ物を探すことができず、誤って小石を食べていたのではないか…とのことでした。

首輪の跡もあり、飼い猫だったことは明らかですが、ノミの糞が大量に見られたことから、長い間外で過酷な生活をしていたことも分かりました。

それでも、この猫は必死に生き抜いていたのです。  

私たちNPO法人くすのきは、こうした目の前の猫たちの命を  救い、どのような子でも安心して穏やかに暮らせる環境を提供するために活動しています。

特に高齢化社会が進む中で、飼い主の事情により手放されたり、外で過酷な生活を強いられる高齢猫や傷病猫が増えています。こうした猫たちを一匹でも多く救い、穏やかに幸せに過ごせる場所を作ることが私たちの使命だと感じております。

しかし、近年の物価高騰や増え続ける高齢猫・傷病猫の引取り依頼により、運営状況は厳しさを増しています。

健康な子を新たなご家族へと繋ぐということは確実にできています。

一方で、高齢猫や傷病猫はどうしても譲渡が難しいため、くすのきのシェルターで終生飼養となることも多く、医療費や飼養費の負担に困難が生じております。 

 伊豆半島には猫の保護を行っている 法人団体がくすのきの他にほとんどないため、

地域で命の危機に瀕している子たちを救えるのは、私たちしかいません。

私たちが最後の希望になるべく、これまでどんな命にも真摯に向き合ってきました。そして、これからも向き合い続けます。私たちはどんな命も決して見捨てません！ 

命に線引きすること無く、一頭でも多く救い続けるために。 

どうか、皆様のお力を少しだけ保護猫たちのためにお貸しいただけないでしょうか。 

NPO法人くすのき
那須美香

団体設立から20年。

皆様のおかげで活動を続けてこれました

活動内容のご紹介

くすのきはどんな命も諦めずに向き合っています

【保護実績】158頭（2024年1月～2024年12月）

【譲渡実績】88頭（2024年1月～2024年12月）

くすのきが取り入れている

高齢猫・傷病猫の「無期限預かり制度」

高齢の猫や疾患を持つ猫たちの里親探しは、非常に難しいのが現状です。多くの里親希望者様は、できるだけ長い時間をともに過ごしたいという思いから、健康な若い猫を迎えることが多いです。

このような現状を踏まえ、くすのきでは高齢や疾患を持つ猫たちに対して、通常の譲渡とは別に「無期限預かり制度」という取り組みを行っております。この制度は、里親希望者様に対する年齢制限や条件を一部緩和し、審査制で猫を長期的に預ける仕組みとなります。

例えば、年齢や生活環境の理由で通常の譲渡が難しい方でも、一定の条件を満たせば猫と暮らすことが可能となります。

疾患を持つ子や高齢な子にとって、シェルターでの生活は大きなストレスとなるため、人と猫の双方の生活の質（QOL）を向上させるためにも、この取り組みは非常に重要だと考えています。

冒頭でお伝えしたガリガリに痩せ細り、小石を食べていたおばあちゃん猫も「無期限の預かり制度」をご利用いただいています。「預かり」とは言っても、我が子のように大切にしてもらい、幸せに暮らしています。

●無期限預かり制度利用者さんからのメッセージ

【TNR実績】106頭（2024年1月～2024年12月）

地域の猫を救う最後の希望に

くすのきが活動を続けるためには皆さまのご支援が必要です

ご支援で実現できること

どんな命も幸せにするためにくすのきは活動を続けます

今回のクラウドファンディング概要

第一目標金額：400万円（医療費・飼養費×5か月分）

・保護猫が抱える基礎疾患の医療費（自己免疫疾患や糖尿病、腎臓病、アレルギー、悪性腫瘍など）

・保護猫の飼養費（フード代やトイレ砂など）

　※特に疾患を抱える子に必要になる療法食を優先します。

・READYFOR手数料

第二目標金額：600万円

・約30頭のシニア猫の口腔内疾患の治療費（抜歯手術など）

・発病のリスクが高まる5歳以上の子の血液検査等の健康診断の費用（54頭分）

　※前回プロジェクトのネクストゴールで、126頭の血液検査を実施することができましたが、5歳以上の発病リスクのある子があと54頭待機しています。

・READYFOR手数料

代表からのご挨拶

新年あけましておめでとうございます。NPO法人くすのき、代表の那須です。

昨年のプロジェクトにおきましては、皆様に多大なご協力を賜り心より御礼を申し上げます。

2025年も一頭でも多くの命を救うべく、奮闘をして参る所存でございますので何卒よろしくお願いいたします。

くすのきも活動開始から早いもので20年が経過いたしました。これまで幾度となく困難や運営の危機に直面しながらも、ここまで活動を継続できましたことは、多くの皆様からの支えによるものだと感謝の念に尽きません。

現在まで、過酷な環境下で生きるお外の子を一頭でも多く救いたい！と懸命に活動を行ってきました。

従来であれば、お外で産まれてしまった子や孤児となってしまった子などを保護し、新たなご家族へと繋いでいくといったことが活動の主流でした。

それが昨今では、飼い主の急逝や施設入所のための引取りが主となっております。

飼われていた猫の多くは高齢であるため、持病のケアが必要であったり環境の変化に順応することが難しかったりと新たな里親様を探すことが不可能な現状です。

また、引き取り先も無く、飼い主もいなくなってしまった子がお外に放り出され野良猫生活を送っているといった通報も急増しております。

そうした案件すべてに対応をしているため、当然シェルター運営費の増加に加え医療費も逼迫しております。

ですが、私たちがそういう子の命に線引きをしてしまえば、消えてしまう命となる子が出てしまいます…。

それを見て見ぬ振りなど到底出来ません！！！

お外で暮らす子も飼われていた子も命の重さは皆同じです。

不幸となる命を救い続け、くすのきが消えゆく命の最後の希望であり続けるためにも更なる挑戦をしていく覚悟でおります。幾度とない危機を皆様にお助けいただき、乗り越えて来たくすのきに今一度お力添えをいただけますよう切にお願いを申し上げます。

応援メッセージのご紹介

助けを求めている猫たちがいる・・助けたい・・でもどうして良いかわからない・・
そんな人がたくさんいると思います。私自身もそうでした。
でも、くすのきの皆さんがそんな私たちの代わりに「目の前の命を1頭でも多く救いたい」と、日々頑張ってくれています。本当に有難いし、素晴らしい活動。
私たちにできることはそんなくすのきさんの活動を支援することだと思います。
どうしたら良いかわからずモヤモヤしてる人！一緒にくすのきさんを応援しませんか？
みんなの「少し」が「大きな支援」になります！一人一人の勇気がたくさんの猫たちを幸せにすることができるのです！さぁ、行動しましょう！

みなさん、熱海土石流災害を覚えていますか？令和3年に発生した、伊豆山での土石流災害です。多くの方が命を落とし、さらに多くの方が避難生活を余儀なくされた大規模災害です。災害現場では「人命優先」が鉄則とされますが、そのなか猫たちの命を救うことに尽力されたのが、NPO法人くすのきです。おこがましく思いつつ、本当に感謝しています。
日々さまざまな経緯で、くすのきのもとへ猫がやってきます。そのなかでも多いのが、飼い主による保護依頼だと聞きます。ご高齢の方も多い地域ですから、猫と暮らせなくなる理由の多くは仕方ないものです。しかしだからといって、くすのきをはじめとした保護猫団体だけが猫たちの命の責任を負うことは、仕方ないものではありません。猫を愛するみなさんの力を、少しずつ集めることで、社会は良くなります。このページに辿り着き、わたしのメッセージをここまで読んでくださったあなたなら、そのことがきっとわかると思います。
みんなで一緒に、猫の可能性、猫を愛するわたしたちの可能性を信じていきましょう。

東日本橋で、ねこざんまい譲渡会に参加させていただき、まだ譲渡会初心者だった頃の私は無知なことだらけで、保護してから幸せへの架け橋へどう繋げば良いのか？と不安ばかりでした。
代表の那須さんと出会い、行き場のない猫たちを懸命に救いだして幸せへと繋げる努力を重ねている姿を見て、とても感銘を受けました。

熱海市内での被災に遭われた際も、本来ならたくさんの保護猫たちを守ることだけで疲弊してしまう所、被災に遭われたペットの捜索レスキューを瞬時に行い、どれだけのたくさんの命が、救われたかと思うと、何も出来なかっただけに、ただ感謝の気持ちで溢れました。

那須さんは、パワフルで且つ俊敏な行動力もあり、本当に尊敬しております。

私たちもNPO法人を立ち上げて4年目となりますが、日々手を差し伸べてあげたい猫ちゃんがたくさんいます。
同じ命なのに、何故こんな罰を与えられたような、過酷な毎日を送らなければいけないのか…と思う相談が連日あります…。

NPO法人くすのきの素晴らしい底力こそが、不公平な命がなくなる社会に必要だと思っております。

たくさんの猫ちゃんたちのためにも、プロジェクトの達成を願っています！

くすのきさんを知ったキッカケは、偶然見たInstagramの投稿でした。「なぜ野良猫にかまうの？って皆言うけど、なぜ放っておけるの？」という言葉が心に染みました。食い入るように他の投稿を見ていく中で、「猫を救う」という力強さを感じました。

私は個人で野良猫の保護をしています。2023年12月に、怪我をしている猫エイズの野良猫の保護について、いくつかの団体さんに相談しましたが、どこも門前払いでした。そんな中、くすのきさんは唯一、見ず知らずの一般人の私に何時間も親身に相談に乗ってくださり、保護の仕方や譲渡のやり方など、一つ一つの細かなアドバイスをしてくれました。くすのきさんのお陰で、譲渡会にも参加するようになり、保護した多くの猫を里親様へと繋げることができました。

そんなくすのきのメンバーの方たちに会いたくて、熱海まで行き、「一匹でも多くの猫を助けたい！目の前の子を幸せに」との真っ直ぐな想いを持ち、日々活動されていることを肌で感じました。300匹程の猫たちのお世話だけでも大変なこと。それなのに、どんな命もえりすぐりすることなく助けようと、問題に正面から立ち向かい、またその出会いを大切にしてくださる温かな方々です。

くすのきさんでは、譲渡にも力を注いでおられ、毎月東京で開催される譲渡会の他、譲渡型の保護ねこシェルターを併設し、1匹でも多くの子が里親さまへと繋がる場を設けておられます。

私はくすのきさんの、猫に対するブレない信念に魅了され、その心強い存在と、今までしていただいたことへの感謝を忘れることなく、これからもずっと応援し続けたいと思っています。多くの方々に、くすのきさんの素晴らしさを知ってほしい。皆で支えていきたい。そしてその想いは必ずや猫を救うことに直に繋がる事を私からもお約束することができます。

そんなくすのきさんの、猫のためのクラウドファンディング。
猫たちのために、応援宜しくお願いします！