こだわりの香り戻し技術をアニメで紹介。アヲハタ「おいしいジャムのひみつ」動画公開

アヲハタ株式会社は2025年4月8日(火)より、アニメーション動画「おいしいジャムのひみつ~イチゴちゃんとカオリちゃんの約束~」の配信を開始しました。本作は、アヲハタのジャムづくりの大切な要素である“香り”にフォーカスしたブランディング施策であり、同社のこだわりと技術力を温かく親しみやすいアニメーションで伝えています。

動画の制作はアニメーション作家の今津良樹さんが手がけ、歌は歌手の坂本美雨さんが担当。物語性のある構成により思わず覗いてみたくなるような世界観で、アヲハタのものづくりへの想いが伝わってきます。

フルーツ本来の香りを守る「香り戻し技術」

ジャムは果物を加熱して作る食品であるため、果実本来の“香り”が飛んでしまいやすいという特性があります。香り成分は加熱工程で水蒸気とともに揮発してしまい、完成したジャムからは失われてしまうのです。

アヲハタではこの課題を解決するために、2005年から独自の「香り戻し技術(※)」を導入。これは製造工程中に蒸発してしまうさわやかでフルーティーな香りを一度抽出し、再びジャムに戻すという技術です。本技術により、生の果実に近いフレッシュな香りを持つジャムを実現しています。

※香り戻し技術:製造工程中に蒸発するフルーツのさわやかでフルーティーな香りをジャムの中に戻すことで、生の果実に近いフルーツ本来の香りに近づけます。

イチゴちゃんとカオリちゃんの心温まるストーリー

「おいしいジャムのひみつ」は、香り戻し技術の魅力をストーリーとして伝えるアニメーション。主人公は真っ赤に色づいたイチゴちゃんと、その香りを象徴するカオリちゃん。生まれたときから一緒だったふたりが、おいしいジャムになるために旅に出るところから物語が始まります。

やさしく温められて少しずつジャムに変わっていくイチゴちゃん。しかし、どんなにやさしく温めてもカオリちゃんの香りは熱によって離れていってしまいます。イチゴちゃんのもとへ戻りたいと願うカオリちゃん。その願いは果たして届くのでしょうか。

本ストーリーを通じて、アヲハタの「香り戻し技術」に込められた想いが感情に訴えるかたちで丁寧に描かれています。

映像と音楽がつむぐ、やさしい世界観

アニメーションを手がけた今津良樹さんは、King Gnu「ねっこ」やサザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」などのMVアニメーションでも知られるアニメーション作家。独特のタッチと柔らかな色彩で、ジャムづくりの工程をやさしく表現しています。


今津良樹さん

歌を担当したのは、透明感のある歌声で知られる坂本美雨さん。1997年に「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義でデビューし、以後も多彩な音楽活動を展開。近年ではラジオパーソナリティやナレーション、舞台出演など、幅広い表現活動を行っています。今回のアニメーションでも、坂本さんのやさしく包み込むような歌声が物語に深みを与えています。


坂本美雨さん

映像と音楽が一体となり視聴者にとって忘れられないコンテンツへと昇華している点も、本施策の大きな魅力です。

技術と感情をつなぐブランドコミュニケーション

本取り組みは、アヲハタの高い技術力を感情に訴えるかたちでわかりやすく伝えるブランディング施策。ジャムにおける香りの重要性と、それを守るための地道な努力を物語とビジュアルを通じて丁寧に描くことで、ブランドへの信頼感や親しみを育めそうです。

アニメーションという手法は年齢・性別を問わず多くの人に届きやすく、SNSを通じた拡散にも適している方法。感性に訴えるコンテンツとして、多くの人々にアヲハタの製品づくりへの想いを届けることができる施策といえるでしょう。

本施策のようなストーリー性のある表現を通じて、アヲハタのブランド価値はこれからも一層高まっていくはず。今後の展開からも目が離せません。

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