「歌うアイスクリームショップ」が大阪に帰ってきた 新店舗は自販機?
コールド・ストーン・クリーマリーが、この春、関西に帰ってきました。……とはいえ、常設店舗ではなく、期間限定、自動販売機だけの無人店舗「ピックミーアップKITTE大阪店」での復活です。
コールドストーンクルーマリーは、アメリカ生まれの体験型デザートショップ。日本には2005年に上陸し、話題となりました。アイスクリームにさまざまなトッピングを「歌いながらミックスする」というストアスタッフのパフォーマンスが名物として知られています。
今回、ピックミーアップKITTE大阪店では、手軽にその味を楽しめるというパフェアイスクリーム4種をカップスタイルで販売。価格は各種ともに税込500円です。
同店自慢のワッフルボウルやコーン、スタッフのパフォーマンスは楽しめませんが、イチゴのショートケーキをコールドストーン風にアレンジした名物メニュー「ストロベリーショートケーキセレナーデ」をベースにした「ストロベリーピンキーケーキ」などがラインアップしています。
今回オープンした店舗は、株式会社和光産業が展開する「ピックミーアップ」KITTE大阪店での期間限定出店です。KITTE大阪2階、「ええもんにっぽんめぐり」フロアに位置する同店は、「平日約6万人、週末約8万人以上の来場者を見込める」立地だそうです。また、同社は自動販売機を認知拡大から販売促進までを行うプロモーションツール、同店をサイネージ動画なども公開できるOOH広告メディアだといいます。
コールド・ストーン・クリーマリーの実店舗は、2025年4月初旬現在、原宿店・佐野プレミアム・アウトレット店・三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島店の3店舗。4月末日には原宿店のクローズが決まっていて、グランドフィナーレキャンペーンを実施しています(くわしくはこちらから)。
かつて一世を風靡したブランドの実店舗が減ってしまうことはとても残念です。一方で、高級路線のカップアイスのマーケットはコロナ禍を経て、熟成したともいえる昨今。このマーケティング施策が成功を収めた暁には、コールド・ストーン・クリーマリーのカップアイスが、自動販売機のみならず、スーパーやコンビニエンスストアに多数並ぶ日が訪れるかもしれません。
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