推し活が防災に役立つ?「防災バッグのようなショートフィルム」をXで公開

2025年3月。東日本大震災から14年を経て、防災をめぐる発信や広報活動がさまざまに行われるなか、「推し活の視点」から防災を身近に感じてもらうというコンセプトで、3話からなるショートドラマ「避難所で推しと遭遇した話(出演:本田望結、西村真二(コットン)、監督:上田慎一郎」が公開されました。

監督を務めた上田慎一郎さんのXアカウント(@shin0407)で投稿された一連の動画は、公益財団法人日本財団が公式Xアカウント(@NipponZaidan)を中心に行う防災啓発キャンペーンの一環です。

「心細いときに推しから勇気をもらいたい」というアイデアなどでしょうか。マンガやアニメといったIPを防災に生かそうというトレンドがうまれています。

たとえば「エヴァンゲリオン」シリーズ(株式会社カラー)の世界観を反映した「特務機関NERV防災」アプリ(@UN_NERV/運営・ゲヒルン株式会社)は、カラーと共同で防災備蓄品を開発するプロジェクトを立ち上げました(くわしくはこちら)。

日本財団によるキャンペーンのコアアイデアは、若い世代の日常には推し活が浸透していることを前提に、応援グッズや遠征旅行、野外イベントなどでの経験や準備が防災に転用できるというもの。特定のIPやコンテンツを起用せずに、安全対策の紹介や専門家が監修した「推し活防災グッズリスト」を公開。

また、全国紙の全面広告を掲出して、中高年層へリーチすることも忘れてはいません。推し活に限らず、情報発信・収集に欠かせないインフラとなっているXで、災害のためだけに備えない「フェーズフリー防災」のアイデアを取り入れた提案を、さまざまな人びとに届けようという意欲が感じられるキャンペーンです。

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