こんにちは、ログラスでUIデザイナーをしている高橋(@NEKO_NINGENN)とアジャイルコーチの大野(@ohnoeight)です。2025/3/7-3/8に開催されたスクラムフェス福岡2025にスポンサーとして現地参加してきましたので、共同で参加レポートを書きました。
スクラムフェス福岡2025とは
以下、Webサイトからの引用です。
この祭典は、プロダクト開発における技術や開発プロセスだけでなく、
そこで働く人やチーム、組織にも価値をおきます。
エンジニア、デザイナー、QA、SM、POなどのロールに関係なく、アジャイルに興味・関心のある全ての人が楽しむことができます。
金融、行政など大規模な組織からスタートアップなどの小規模な組織の
運営のノウハウがシェアされます。
その中で活躍する方々と生々しい話題を共有し、相談することもできます。
ログラスからデザイナーがスクラムフェス初参戦!
ログラスでUIデザイナーをしている高橋です。今回初めて、スクラムフェスに参加してきました。
ログラスに入社するまではスクラム開発での経験がほとんどなく、ウォーターフォール開発での経験が主だったので、スクラムの実践を通した経験談を、せっかくなら生で聞いてみたい!と思い参加しました。
ネットワーキング
初日のキーノートが終わった後の、夕方のネットワークパーティーから参加しました。
スクラムコミュニティに知り合いもいないうえ、初参加でしかも遅れての参加だったため、正直かなり気後れ&緊張していました。
また、参加する前はコミュニティが出来上がっているところに入りづらいのではないか?と心配でしたが、みなさん気さくに話してくださったので新参者にもウェルカムな雰囲気を感じ、安心して参加できました。
現地の参加者が話しやすくなる仕掛けとして良いなと思ったのは、参加者全員に配られるカードです。
名前、やっている事、スクラムフェスの参加回数などを書くのですが、これがあると知らない人に話しかけるハードルがぐっと下がります。
実際、「今回初めての参加なんですね」「デザイナーなんですか?」などカードを見て声をかけていただいた事から会話が始まることもありました。
このような、オープンさを保つための工夫が素敵だなと感じました。
先に参加していた大野さんに無理やり頼んで、もつ鍋を食べる方々に運よくご一緒させてもらいました。ガチの初対面なのにみなさん優しすぎる・・
(写真はごま鯖です。もつ鍋写真撮り忘れました・・)
セッションの感想
印象に残ったセッションをいくつか紹介します。
スクラムというコンフォートゾーンから抜け出そう! プロジェクト全体に目を向けるインセプションデッキ
https://speakerdeck.com/takaking22/inception-deck-for-seeing-the-whole-project
アジャイル開発の原則や、さまざまな手段は何となく知っているものの、手法を現場にどう適用していくのか?がイメージついてなかった私にとって今聞けて嬉しい内容でした。
インセプションデッキを作る時のコツの一つとして紹介されていた、「完璧を目指すのではなく現状を受け止める」というのが印象に残りました。
目的は、プロジェクト全体に目を向けて足りない所をみつけることだから、例えばインセプションデッキ作成の過程でメンバー同士の認識のズレが分かったら、「ズレてることが分かった、ヤッター!」と捉えると良いよとのことでした。
「ズレ=悪いこと」と思いがちな自分にとって、「そう捉えればいいんだ」と、気持ちの置きどころを見つけたような感覚になりました。
俯瞰と個別の二つの視点で紡ぐスクラムマスターの成長と協働
https://speakerdeck.com/toma_sm/dual-views-weaving-scrum-master-growth
効果がなかったら全体スクラムマスターをやめて組織体勢を見直す。変化への適応と捉えているので、ネガティブに捉えずやるべき事をやられている印象を受けました。
これを当たり前に実践されてるのがすごいなあと思いました。
スクラムマスター2名で発表されていたのですが、チームの状況を説明するスライドや、違和感の言語化がとても整理されていて、伝えたいことが真っ直ぐ伝わる内容でした。
言葉の選び方や情報の見せ方に、普段からスクラムマスター同士がしっかり意思疎通しながら進めている姿が垣間見えました。
~ここから、大野がブログを引き継ぎます~
職種関係なく参加することの価値
今回デザイナーという職種の高橋さんに参加してもらった理由について、改めてまとめておこうと思います。
スクラムは開発だけのものじゃない
スクラムフェスに参加される方は、スクラムマスターやアジャイルコーチ、エンジニアの方が多い印象です。もちろんデザイナーやプロダクトオーナーの方も参加していますが、あまり多くない印象です。
「スクラム」と聞くとエンジニアのための手法だと思われがちですが、実際にはチーム全体で価値を届けるための仕組みです。プロダクトオーナーやPdM、デザイナー、営業やカスタマーサクセスなどのビズサイドと呼ばれる人たちなど、あらゆる職種の人たちが関わってこそ、スクラムやアジャイルが本来の力を発揮します。
だからこそ、職種を問わずスクラムフェスに参加することには大きな意味があります。「なぜこういう進め方をしているのか」「チームの工夫にはどんな背景があるのか」といった視点を持つことで、自分の仕事にも新たな気づきを持ち帰ることができます。
会社を超えて学び合える場
スクラムフェスは、現場の工夫や失敗、成功のリアルな話が集まるイベントです。
他の会社やチームの話を聞くことで、自分たちの働き方を見直すヒントがたくさん得られます。
スクラムの知識がなくても問題ありません。むしろ、異なる職種・視点からの質問や対話が、新しい価値を生むきっかけになります。スクラムフェスは、職種の枠を超えて「よりよく働く」ことを一緒に考える場になります。
今回、スクラムフェス福岡にデザイナーの高橋さんをお誘いしたのですが、とても楽しんでもらえた印象でした。改めて、参加していただいたことに感謝しています!!!
まとめ
今回、私、大野が人生で初めてスポンサー申し込みをしたスクラムフェスでした。
そして、人生のスクラムコミュニティでの初登壇は2年前のスクラムフェス福岡2023でした。そこから2年経って、こういった形でスクラムフェス福岡にスポンサーとして関われたこと、縁を感じずにはいられません。
運営の皆様、スポンサーの皆様、登壇者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました〜!!!
また来年!必ず福岡に帰ってきます!


