先日全日型通信制高校について書いたところ、参考になったと数名の方からご感想をいただきました。
ありがとうございますm(__)m
役に立ってよかったなあというのと、小学生の親御さんもおられ、みなさん早め早めにいろいろ考えているんだなあと感心しました。
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去年の今頃、願書を出していました。
もうそういう時期ですね。
通信制高校の募集はかなり長い間しています。
ぎりぎりに決めた子もけっこういます。
定員にならなければ3月まで募集しているところもあります。
転校する場合は単位の関係でタイミングが大事ですので、早めに通信制高校と相談することをお勧めします。
今回は「どのようにして息子の高校を決めたか」を書きたいと思います。
なお今までの通信制高校関連の記事は上↑の「高校」フォルダより見られます。
用語
全日型通信制高校:通うタイプの通信制高校。
一見一般の高校と同じ。
でも「学年制」ではなく「単位制」。
通学型なので、見かけ上みんなと一緒に進級できないことあり。
必要な課題は簡単なので、たいていは大丈夫👍
スクーリング:通信制高校はぜったいに登校しないといけない授業が年に数日あり。
各高校で日数は異なる。
場所は学校によってさまざま。
サポート校:所属としては提携している高校になる。
サポート校は塾のみたいで、卒業に必要なレポート課題を進める手助けをしたりする。
2つの組織に授業料を払うので少し高くなるが、個人に寄り添った指導をしているところが多い気がする(ブログ主の感想)。
第3者に相談
うちの場合、私立中高一貫校で成績不振でした。
担任や学年主任から、「高校に内部進学しても、このままだと留年しますよ」という警告を、かなり早い段階よりされていました。
わたしとしては、公立中学に転校しみんなと一緒に受験するのがいいと思いましたが、夫と子供がまだいけると言い、中学はそのまま在籍。
しかしどう考えても高校は留年すると思うので(本人やる気なし、学校面倒見なし)、水面下で全日型通信制高校を探していました。
自分のブログを見返すと、どうも中1の最後の方2年生(訂正します)には通信制高校に進学させようと思っていたみたいです。
自分の事ながら判断が早いなあと思いますw
鱗滝さん(鬼滅の刃)に認められるレベル。
2年の2学期末までにある程度結果を出さねばいわゆる「肩たたき」をされます(息子の中学は望めば内部進学はできる)。
ちなみに、ダメだったのは英語・数学だけで他の成績は悪くなかったです。
まあ二大巨頭がダメなのはどうしたって困るのだけど(;・∀・)
高校を探し始めるのと同じくらいの時期に第3者にも相談しました。
通信制高校に夫が偏見を持っていたこともあり(今は好き)、相談する人がいなかったのと、このまま進めて行ってよいかどうかの確認をしたかったのです。
なお、学校を休んでまで受験勉強をするのは嫌だと言うので、一般の全日制高校は諦めました。
相談した人
・中学のスクールカウンセラー
・全日型通信制高校に通う子をもつ同僚
・某塾の相談窓口(ネット面談)
・個別指導塾の室長
通信制高校にしようかと思うとちょろりと報告した人
・児童精神科の主治医
主治医は「そうですか~いいんじゃないですか~」くらい。
役に立ちませんヽ(`Д´)ノ
ちなみに祖父母(わたしや夫の両親)には年代が違うので相談しませんでした。
・スクールカウンセラー
スクールカウンセラーには主に高校内部進学についての相談をしました。
子どもの意見もあるだろうから、担任の先生にお願いして子どもを先に面談させました。
そこで、息子は「今の学校には中3までは通いたいが、高校は違うところがいいと思うこと、今のままではよくないことは分かっていること、大学進学を希望していること」を、カウンセラーに伝えたそうです。
わたしとの面談では、担任の先生が教えてくれなかった裏情報を教えてくれました。
この学校では、成績についてはだいたい高2の半ばまで頑張ったら、卒業できるそうで。
高3はほぼ受験対策の授業だからだと思います。
でも、もう息子の心身が無理っぽいという話で、わたしが通信制高校を考えているというと、「達観されてますね」とほめて?くれました。
中1末で出ていくと決める親は少ないみたい。
細かい内容は忘れましたが、話をすることでやるべきことがクリアになりました。
・全日型通信制高校に通う子をもつ同僚
同い年の子がいる同僚とは進路はどうするかみたいな話に自然になります。
そこでぽろっと通信制高校を考えていると言ったら、上の子が行っているという情報が。
そこで一気に身近になりました。
実際に行っている子の様子が分かり、よかったです。
また、他の同僚も姪が不登校→通信制で今は大学生になりアルバイトもしているとか、けっこう通信制高校へ行っている人が多いことが分かりました。
通信制高校に通う生徒の割合は、2023年度で高校生の約12人に1人だそうです。
(朝日新聞.comより)
日本人のAB型よりちょっと少ないくらいです。
年々増えています。
・某塾の相談窓口(ネット面談)
違う同僚の勧めで塾のようなところの進学についてのネット講演会を見ました。
その後、思い切ってネット面談を申し込みました。
やはりなかなかやり手で、息子の中学卒業までの対応など(精神的なもの)教えてくれました。
この先生も普通のことを言っていますが、優先順位のようなものがはっきりした気がします。
また、進路についてはこれでいいんだと自信がついた面談でした。
・個別指導塾の室長
全日型通信制高校へ行くのは決めたあと、通っている塾の室長に報告。
室長は内申点が良くなる学校を教えてくれましたが(指定校推薦対策と思われる)、息子には合わなさそうだったので違う学校に進学しました。
息子の学校の卒業生が大学生になり塾でアルバイトをしていて、その先輩を個別指導でできるだけつけてくれます。
いろいろな裏話を聞いているそうですw
見学
まずは母だけで見学。
「どこでもいい、なるべく見学は少ない方がいい」と息子が言うので、ある程度絞らなければなりません。
ありがたいことに都会(自分比)でたくさんの学校があります。
進学コースがあり、通える範囲の高校のパンフレットを取り寄せました。
すごいたくさん取り寄せました(;'∀')
その中で合いそうな学校を選んで、何校かに見学を申し込みました。
たぶん7校くらい見学は行きました。
その様子はブログに書いているのでよかったら見てください。
そこで「実際に見てみないと分からないなあ」と思いました。
まずは全日型通信制高校というのが文章だけではよく分からず、一番最初の学校で詳しく説明を受け、やっと理解できました(;'∀')
また、雰囲気や設備が各校ぜんぜん違うのです。
サポート校かどうか、また、寺子屋、個別指導塾、集団塾、全日制高校的などなど。
校舎もビル内にあったり全日制高校みたいに校庭があったりと様々です。
うちの子は不登校ではなかったので、最終的に全日制高校に似たタイプにしました。
通いやすかったのもありますし、スクーリングがいつもの校舎で行われるというのも良いと思いました。
サポート校や個別指導タイプより学費が安いのもよかったですw
それで規模の大きい全日型通信制高校に絞り、その中で合う気がする2校だけ息子を見学に連れて行きました。
合同説明会
一般の高校と同じで、通信制高校も合同説明会があります。
わたしは動き始めていましたが、念のため参加しました。
いろんな学校のブースがあり、効率よく先生と話ができます。
仕事をしていてなかなか見学に行けない方は、時期が合えば、まず合同説明会で絞るといいと思います。
相談窓口もあるので、通信制高校にするかどうか分からない方も行ってみる価値はあると思います。
わたしはまずコンシェルジュに「通える範囲で、大学進学ができて、提出物が少なく手書きノート提出がない(←)学校」を紹介してもらいました。
また、パンフレット取り放題もよいです。
学校に直接取り寄せたら、子どもの様子を聞くために電話がかかってくることがあるのです。
何校もかかってきたら大変なので、後腐れなくパンフレットをもらえるのは良いです。
それにしても大盛況で、「仲間がいっぱいいる(*'▽')」と心強かったのを覚えていますw
最終的に決めた学校
通いやすい大規模型は4校あり、そのうち1校はかなりの管理型にて早々にはずしました。
同僚の子が行っている高校は、手書きのノートを提出しなければならないため、合わないと判断、外しました。
残り2校のうち、1校は勉強が緩すぎる感じと予備校的な感じで、息子も面白くなさそうということでやめました。
で、最終的に残ったのが今の学校です。
現在の様子
息子がその後どうなったか?気になりますよね。
まず、不登校でなかったので、目に見える効果はありません。
でも、成績が良くなったし(だいたい4か5、たまに3)、わたしや先生が(進級のため)「勉強しなさい」と言うことがあまり無くなり(英語は母塾に誘っているが滞りがち)、楽になったみたいです。
父親は今でもうるさく言いますがね。
模試も偏差値が上がりました。
中学の時、母集団は中高一貫校生がほとんどだったのもありますが、高校で中学校の復習をしてもらったのも良かったのではと思います。
まだまだ英語は悲しいですが、数学がけっこう改善されたのと、得意な国語もさらに良くなりました(ただし古典は壊滅的)。
偏差値の高い学校の底辺より、偏差値の概念が無い通信制高校の上位~真ん中くらいの方が行ける大学の幅は増えると思います。
ただし主に私立文系ですが。
ギスギスした感じもだいぶ無くなり、ちょいちょいしょうもない話をしてくれるようになりました。
とげとげしいサボテンが尖った多肉植物になった感じです。
ただ、これは息子が少し成長したからかもしれません。
昨日、容器が小さくなったプリングルズオニオン味小さいサイズを買ってくれましたw
↑すごい小さくなった(;''∀'')
確かに内容量はどちらも53g。
まだまだ過眠症など問題はあります。
あいかわらず勉強からは逃げています。
全部がすっきり解決することはありません。
でも、分岐点でその子にとってよりベターと思われる道を選び続けていれば、何とかなると思っています( ー`дー´)キリッ
全日型通信制高校に行ってよかったかどうかという問いには、今のところ(高1半分経過)、間違いなくよかったと言えます。
ついでに課題の提出はほぼインターネットで、問題集が少なく、カバンが軽くなりました。
なにより、プリントをなくすことが無くなりましたw
ごちゃごちゃしなくなったのはとてもいいことだと思います。
おまけ
こんな感じで各高校の特徴を表にしていました。
これは再現ですので適当です。
特に授業料は修学旅行代とスクーリング代が込みかどうかが重要です。
以上、全日型通信制高校を選んだ経緯でした。
だれかのお役に立てたらうれしいです(⌒∇⌒)
ではではご覧いただきありがとうございました。