『間違いだらけの住宅建築』
「とりあえず 当社で建てる
という口約束みたいなもの」
と言われ、契約しました。 ※おバカさんです 。
自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 宅地建物取引士 武田 つとむ

発見したばかりのQ&A記事を取り上げて、
コメントしています。
Q
( おバカさん① 同② の続きです )
A
それはさぞご心配でしょうね。
HMはどこも強引なので、中途半端な
交渉では逃げることは難しいでしょう。
すぐに図面を書いて来て、
※知り合ったばかりの客のために
わざわざ 図面を描く事はありません。
とりあえず 過去の客の図面を引っ張り出し、
わざわざ作成して持ってきたように
演出しています。
最初はふっかけた見積もりを出し、
そこから徐々に下げて行く、
HMの常套手段です。
競合が多いので、早く囲い込んで置きたい
という心理が彼らの中にあります。
※はい、そこです。
新規客で見込みがありそうな場合は、
早めに固めて取り込もうと
あらゆる手段をこうじてきます。
工事請負契約を結んでしまうと、
その後の詳細プランの交渉が弱くなるので、
通常は10万円程度の基本契約だけ結んで、
3ヶ月〜半年くらいかけて、
みっちり細部を詰めてから請負契約を結ぶ
のですが、もう請負契約ですか?
まだ基本契約なのではありませんか?
※そんな 生やさしい事をしていては、
せっかくの見込み客を他社に
取られてしまいます。
手っ取り早く 自社の客にするには、
後戻りができないように・・・
「請負契約をして 契約金をもらう」
ことです。
なので、本人の認識はどうあれ、
「請負契約書にハンコを押させる」
という作業を最優先することになります。
まじめで すなおな 素人ほど、
かんたんに「請負契約」をてしまいます。
「内容と価格」がまだ不明なのに
契約をしてしまいます。 おバカさんです。

Q
早々にご回答ありがとうございます。
やはり常套手段なのですね。
反省しきりです…
「請負契約」で間違いないです…
しかし、あとで渡します。
の私どもの控えはまだ頂けず…
2部ずつ印鑑を押したのに…
※請負契約には、
建てる建物の図面等の設計図書と、
それに基づく 見積書が添付されます。
建築主と建築業者が打ち合わせを
繰返した結果、
「このような内容の家を建てる」
「建築価格の内訳はこうで総額はこう」
と作成された 最終的な資料です。
これは 数回の面談では作成不可能です。
少なくても 数か月の期間を要します。
2~3回の面談だけで・・・
何かの図面と 何かの見積書を提示して
契約を迫ってくる建築業者は、
典型的なインチキ業者です。
トラブルが発生して当たり前の業者です。
こんな業者のペースで 進めてはいけません。

標準仕様で付く細かい「仕様書」みたいな
物もしっかりと付いてきています。
「とりあえず私たちのところで
建てるという口約束的なもの」
みたいなある程度のこちらの本気度がないと
動けないくらいの圧で言われました。
※「客の本気度が無いと動けない」
のは、本当です。
営業マンが会社内の設計部門に
図面作製を依頼する場合は、
「その客は本当に うちで建てるの?」
が確認できないと 着手できません。
建てるかどうか分からない客のために
営業マンは 一生懸命になりますが、
設計担当は 動きません。
が、だからといって、
私たち客は同調する必要はありません。
複数の建築業者から選ぶという
姿勢をくずしてはいけません。
以前どこかで、「会社を変える」と
請負契約金ば返せないと言われたと
言うのを見かけて、
それも併せて心配になっています。
※請負契約をしてしまって、
契約金も払ってしまった のであれば、
解約で お金が戻らない可能性もあるし、
逆に取り返せる可能性もあります。
過去のメール顧問会員の事例ですが、
会員になる前に「一条工務店と契約済み」
というケースがありました。
まさに 今回の質問者と同様のケースで、
知り合って数回で「請負契約」
していました。
本人たち夫婦は、
特に疑念を感じていない状況でしたが、
その内容を確認した私は
「とんでもない おバカな契約をした」
と感じて、そのことをまず
夫婦が理解する作業を開始。
「一条さんのシステムはこうなっています」
当初 一条工務店の味方だった夫婦
( 洗脳された状態 )の脳内を洗浄
するのに かなりの日数を要しました。
やっと 分かってもらえて、
解約に動き始めたら 今度は 一条工務店の
「契約金は 返金できません」
で 困ったことになりました。
が、打ち合わせた結果の図面でもなく、
もちろん 見積書も打ち合わせた結果
ではありません。
そんな状況で 一条工務店が無理やり
リードして請負契約しています。
「こんなものは本来の請負契約
ではない だまして誘導された」
と主張して、
「どうしても応じなければ、
消費生活センターに相談する」
と言わせて
( 私が作った ストーリー )
結局、契約は白紙、契約金は全額戻り、
メデタシメデタシ という事になりました。
後に 地元工務店で契約しています。
「同じ予算で 一条で考えた間取り
より 大きなプランになったし
住宅性能も同レベルで 満足満足♪」
知らずに「請負契約」させられたという
人は、希望を持って頑張りましょう。

A
請負契約ですか、、、
かなり強引なHMだな。
一旦、白紙に戻した方がいいと思いますよ。
HMに実損は出ていないので、
違約金を取られることはないです。
※そのように 簡単ではありません。
Q
ありがとうございます。
1日でも早い方がいいですよね。
どこのメーカーでお願いするにしても
白紙にした方が良さそうですね…
ちなみに結構有名なハウスメーカーだった
ので勝手に信頼してしまっていました。
※おバカさんです。
有名なハウスメーカーで建ててはいけません。
イニシャルコストは バカ高い、
ランニングコストも バカ高い。
生涯で 千万円単位の大損をします。

A
いきなり請負契約を要求して来るHMはダメです。
※当たり前。
まずは、
「基本契約
(呼び方はHMによって、設計契約とか、
敷地調査契約とか色々ありますが)」
からスタートして、
本当に建てたいものが予算内に収まるか
どうかを確信してから請負契約を
結ぶようにしてください。
※その作業を 一社だけでするから
おかしなことになります。
複数業者で 並行して作業したい。
請負契約は代金を合意するものですから、
最後の最後まで引っ張ることが
施主側有利に進めるテクニックです。
※一社だけで進めてはいけない。
HMは、
あとでプランはどうにでも変えられますからと、
早く請負契約を要求して来るでしょうが、
それに応じてはダメです。
どんな有名なHMであっても、
「請負契約は最後」、これが鉄則です。
※有名なハウスメーカーは、
最初から除外して考えましょう。
一部屋多い家が実現できます。
外構工事をあきらめずに済みます。
知っておきたい現実:
こんなに違う
『 建築業者による価格差 』
※北から南まで 日本全国で実施した、
地元工務店どうしでの提案コンペの
比較結果の実例です。
建築業者を最初に決めてしまうと、
大損していても 気付く事はありません。




※地元工務店どうしでさえ 大きな価格差
になります。
大手ハウスメーカーや地元有名工務店だと、
もっと ひどい価格差になり、
とても高過ぎて建てることはできないので
・家のサイズを小さめにしたり、
・設備のグレードを下げたり、
・安めの仕上げにしたり、
・外構工事をあきらめたり、
等々の方法で 予算に合わせて建てます。
地元工務店を複数 ピックアップして、
十分な比較検討をすれば、
我慢することのない まともな家を
適正価格で建築する事ができます。
地元工務店を5~6社 比較したらいい べ。
・・っと。
ライフプランニング(生活設計)
22年間 実施してきた キャッシュフロー表作成等の
生活設計業務は、2023年9月で終了しましたが、
ご本人がする生活設計の個別アドバイスは行っています。
「生活設計アドバイス」1万円/年
実行支援
マイホーム取得の実行支援は、引き続き行っています。
「土地購入」3万円/年
「住宅建築」10万円/年
過去のメール顧問会員と全く同じ支援を行っています。
( 過去記事で 実際の支援状況を確認して下さい )
〇 商品販売をしない。 〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、消費者側に立ち続けた22年間、
「 FP事務所(有)エフピー・ステーション 」で
つちかったスピリットを そのまま引き継ぎ、
消費者側に立った情報発信や実行支援をしています。
24年目のFP事務所です。
「武田つとむ ファイナンシャル・プランナー事務所」
岩手県盛岡市 メール:fpst@axel.ocn.ne.jp
1級FP技能士 宅地建物取引士 武田 つとむ