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子どもでも大人でも、私の周囲の「遊び上手な子(人)」は大抵コミュニケーション能力も高いです。
ただし、コミュニケーション能力が高いのは、「リアルな世界での遊び」が得意な人に限られます。ゲームでばかり遊んでいる子は、逆にコミュニケーション能力が低いような気がします。 もしかしたら、それは「能動性の育ち」と関係しているのかも知れません。 ゲームは、ディズニーランドのように、どんな子でも楽しく遊べるように出来ています。遊ぶ能力が低くても、コミュニケーション能力が低くても、能動性が育っていなくても、ただ受け身的に反応していれば、次から次へと刺激がやってきて楽しく遊ぶことが出来るのです。ですから、何も知らない、何も出来ない3歳ぐらいの幼児でも楽しく遊ぶことが出来ます。 そして、ゲームをしていれば大人しいので、子どもを大人しくさせたいときにスマホを渡してしまう人も多いです。 それは誰でも美味しいご飯が炊ける便利な炊飯器のようなものです。マニュアル通りに決められた量のお米と水を入れてスイッチを押すだけで美味しいご飯が炊けるのです。 でも、焚き火で羽釜のようなものでご飯を炊く時には、そんな簡単に行きません。能動的な意識をもって、能動動的に感じ、考え、行動しないと「美味しいご飯」は炊けないのです。 「遊び」でも同じです。 遊ぶために作られていないただの原っぱ、ただの石ころ、ただの木の枝やはっぱ、ただの水溜、ただの土、ただの風、ただの光、また、「自分の意志を持ち思い通りに動いてくれない友だち」と楽しく遊ぶためには、能動的によく見て、よく感じて、色々とイメージを膨らませて、相手の立場に立ってよく考えて、色々とやってみるしかないのです。そうしないと楽しく遊ぶことが出来ないのですから。 だから、そういうもの、そういう所、そういう相手といつも遊んでいる子は「遊びの能力」だけでなく「コミュニケーション能力」も育っているのではないでしょうか。 魚や、カニや、昆虫を捕まえるのが下手な子は、ただ追いかけるだけですが、得意な子は色々なことを感じ、考え、工夫しているものです。魚や、カニや、昆虫とコミュニケーションしているのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.28 08:38:23
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