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この機会にコミケに関する、同人初心者にありがちな誤解を10コ
1、同人はエロ本ばかり>コミケでは全体サークルの3割程度 2、同人はペラペラな本でボロ儲け>印刷形態やページ数にも違いはあるけど、カラー表紙32Pで100冊4~5万円。計算すれば単価が高いことがわかる。そして、大半のサークルは一冊あたりの販売数は200以下(コミケットプレスより)。イベント参加費や交通費、製作時間を考えると儲けにならない。十分な利益が出せる大手と呼ばれるサークルは行列が出来ている壁際外周サークルとセンター通路サークル+αだと思ったほうがいい。 3、大手がコピー本を小部数しか作らないのはわざと希少価値を高めるため>コピー本は基本、紙を折ったり束ねたりホチキスで閉じたりと手作りで手間がかかるので大部数が作れない。また、コピー1Pに8~10円(レーザープリンターを持っているサークルもあるので、その場合もっと安くなる)なのでオフセット印刷より単価が高くなるが量を作っても単価が下がらない上、オフセット本に比べ相場が安い。手間の割に利益は少ない。コピー本は基本突発本(印刷所締め切り以降に勢いで描く同人誌)が多いから、十分な製作期間がない、故に部数は少ないことが普通。 4、大手は壁際で外にまで行列を作れて優遇されている>優遇、というよりイベントを円滑に進めるために特別措置がされていると考えるのがよい。(大手が島中に配置されたら行列が人の流れを遮って大変なことになる)また、壁際サークルでも販売部数や行列が少なければ、次回から島に戻される。 5.大手は一回のコミケで何万冊も売っている>イベント開催時間が6時間であるので、一人当たり30秒で売り窓口を3つフル回転したとしても3000冊程度が限界と言われている。また、準備会側からも搬入制限がある。 *追伸:ただし、複数冊同時販売場合は量が多くなる。でも1万は行かない(搬入制限で荷物の置き場所がない) 6、大手は札束が飛び交っているように見えるんだけど?>1000円札と小銭がほとんどなので、実際は1/10で見たほうがいい。 7、人気ジャンルをやれば売れるんでしょ?>人気ジャンルは当然、上手い人も多いから相当目を引かないと埋没することが多い。(むしろ地味に人気のあるマイナージャンルをやっているサークルが確実に固定ファンに支持されて売れたりする) 8、徹夜は準備会に公認されている>準備会は完全否定している。っていうか、やってはいけない。徹夜を仕切っている仕切り組は基本的にコミケとは関係がない。準備会が整理を行っているのは「バカを野放しにするとイベントそのものが危険だから」という判断。つまり「警察があるから犯罪は容認されているよね?」という勘違いのようなもの。 9、コスプレしてイベントに行ってもいいの?>きちんとした登録制。会場内のみ。その姿で会場に来たり帰ったりは禁止。着替えも更衣室のみ。その他いろいろ制約があるので詳しくはカタログに。 10、なんやかんや言っても金儲けが目当てなんでしょ?>金目当てなら、こんな効率の悪いことを3万ものサークルがあの暑苦しい場所でやるか! ざっと考えた時、買う側だけだとイベントを一面からしか見ていないんですよね。私もサークル参加者にまわって、初めて見えてきたモノがたくさんありますし。これがスタッフだったり、準備会であったりするとさらにいろんな見方が出来るんだろうなと。 でも、少し想像力を働かせれば、ネットに蔓延している同人誌に関する情報の真偽がわかると思うんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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