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日曜日、靴を買った。
いつぞやの脱オタツアーin東京からちょうど1年経ったからというわけではないけれども、というか、あれから丸1年間、穴が開いたからパンツ(下着の方)を買い換えたのと長袖のインナー?を2つほど買い足したのを除けば、着る物を買うということを全然していない。
しかし普段の靴が爪先の所が削れたりとだんだん寿命を感じさせるような感じになってきていたのと、1年前のツアーで買った靴が底まで革張りで晴れ且つ路面が乾燥しきってる時でなければ履けなくて買ってから数えるほどしか履けてないのとで、もっと気楽に履けてオサレっぽい靴を買おうと思った。
まあ正直いうと、今週末に母校繋がりでプチ同窓会?をやるらしくて、勢いで参加表明してみたものの、「うわぁみすぼらしすぎるwwwwwwwこいつあの頃から全然進歩してねえwwwwwwwwww」みたいに思われるのが怖かったから、というのが一番決定的な理由だったんだけど。
原宿Zoffで購入した新眼鏡が強弱2種類とも揃った。
写真手前にあるシャンパンゴールド風?のものが常用、黒眼鏡が運転などの場合用。黒いフレームは「黒眼鏡」以外の何者でもなくなってしまうので、最初は手前のフレームに奥のレンズという組み合わせで作ったんだけど、弱めのレンズにどのフレームを選ぶかで選択眼に自信のない僕は、最初の眼鏡選択時に次点だった黒フレームを選ぶことくらいしかできず、そうなると逆に黒眼鏡を常用してしまうことになるため、それはまずいと、それぞれのレンズをはめ換えて、今の組み合わせにした。
これをかけるとなんとなくIT系の人(技術者でなく投資家の方の)っぽくなれるかもしれない、という噂。
基本的なオシャレオフ(僕はギャラリー参加です)とは全く無関係に、容姿改善のための指南を色々受けたというか手助けしてもらったというか。いやべつにオフにぶつけるためにとかそういうわけでは全然無くて、元々、東京に行ったら、理系彼氏を超モテファッソンに変身させた某友人に是非とも色々指南してもらったり眼鏡選んでもらったりしようと前々から思ってたのだけれども(眉や髪の作り方は教えてもらった)、その友人や他の友人達のスケジュールの都合で、決行がこの日になってしまったというだけのことで。
なんか友人達が僕の脱オタというか容姿改善に協力してくださるそうで、今日はその作戦会議をしておりました。
用意してもらった男性ファッション誌の中で、自分に似合うかどうかとか財布の中身が足りるのかどうかとかそういったことはさておいて、とりあえず「こうなりたい」と思ったものに片っ端からマークを付けていく。そうすると、僕の好きそうなスタイルの傾向というのが大体見えてくるようだ。自分ではよく分からないと思っていたけれど、こうして数字で(?)証拠を示されると、やっと自覚できてくる。
ついでだからと眉の整え方と髪のセットの仕方も教えてもらった。
こないだのアレを見たとある高校時代からの友人O君がこの件に興味を持ってくれて、色々うまくいかんくて凹んでることを漏らしたら、そのうち一緒に服を買いに行こうやと言ってくれてて。
今日、また別件で落ち込んでたら、これからカバンを買いに行くつもりだからついでに服を見に行かないか?と誘ってくれたので、梅田まで行ってきた。
彼に連れられていったのは、梅田イーマと阪神百貨店とNU。へぇぇぇぇこんなとこにこんな店があったのか。おいちゃん全然知らんかったよ。おいちゃん毎日この辺歩いとるけど、例によってこういう店には結界が張られてるもんだから、気付きすらしなかったよ。いやもうほんとマヂで。アレだな、げんしけんの春日部さんが秋葉原まで家電製品を買いに行くことはあってもヲタな店の存在自体にまるで気付いてなかったという話に通じるものがあるな。
最初はイーマ内のUNITED ARROWSに行ってみた。
何この空気。耐えられない。早くもギブアップしたくてたまりません。でも耐えます。耐えて前に進むのです。そこでジャケットとかインナーとかをいくつか見たり。
先日菊池さんに頂いたニットと同じものも発見。ああ、こうして店頭に置かれてるのを見ても僕は完全スルーしてしまうなあ、まるで分からないから。これを着た自分というものが全く想像できないから、この商品を使っている様子というのが思い浮かばないから、手に取ろうとすら思わないという……
続けて同ビル内のSHIPSとあともう一店舗、それから阪神百貨店でバーバリー・ブラックレーベル(彼はここで当初の目的のカバンを買った)とポールスミス、最後にNU茶屋町でも何店舗か見た。
一通り見てて思ったけど、「これはいいね」とか「これはちょっとあかんね」とかO君が言ってることが僕にはさっぱり分からない。例えて言うなら、そうだなあ……時速10km/hと時速100km/hの違いは分かっても、100km/hと110km/hの違いは分からない、みたいな感じ? EASYモードから始めた人にはNORMALもHARDもVERY HARDも全部違いが分からん、みたいな? とにかく、例え「こういう感じのがいい」と思ってたとしても、実際に行ってみたら見分けが付かなくて死亡するのは確実だと思った。
最終的に、UNITED ARROWSで最初に見たジャケット1着を買った。多分、ファッションに詳しい人が見たら、似合ってないとか、合ってたとしても微妙だとか、あるいは着こなしがダサいとか、色々ボロカスに言われるんだろうと思う。でも今度は悔やまない。自分で好きで選んだつもりだから。ここから僕は再出発をきる、そういうつもりで。
――彼はどうやってこういう店のありかを知ったのかと聞いてみたら、友人に連れられて行ったり、本で見て調べたりしたのだと言っていた。友人。本。僕にはそういう種類の友人が身近にいなかったし、そういう情報に当たり前のように触れている人もいなかった。そのせいにだけするのもどうかと思うけど、僕は自分のことを、誰か他人の助けを借りなくては最初の一歩を踏み出せないタイプの人間だと分析しているから、そんな僕がずっと変われず・変わろうともせずに4年も5年も時間を浪費してしまったのは、環境との組み合わせの運が悪かったのだろうかとどうしても思ってしまう。
帰り際、本屋に立ち寄って、ファッション誌のコーナーを見てみた。たくさんある中から彼はGainerやメンズノンノや何冊かを取ってくれて、僕はただただその素早さに目を丸くしながら、それをパラパラとめくるばかり。見ても、やっぱり僕には何も分からない。でも、周回遅れでも、例えもうリタイヤ間近になってしまっていたとしても残りの僅かな時間だけでも、それこそQODを高めることにしかならない、死に化粧でしかないとしても、せめて自信を持って最後まで生きていけるようになるには、ここで頑張らないといけない。そんな気がする。
土曜日に買った1000円(税込み1050円)の、これなんて呼べばいいんだろ、ニット? 返信うんぬんの最後の写真で中に着てるやつ。昨日は出勤時にこれを着てみたのですが、なんか、一日で駄目にしちゃいました。テヘ☆
鞄とこすれるところに「もっさぁー」と物凄い勢いで毛玉ができて、気がついたらこんなことに。通勤時の往復計2時間ほどでこんななっちゃいました。状態的にはエチケットブラシでこすり続けたみたいなことになっちゃってたんだと思いますが……
「安物(中国産、アクリル100%)だから」なのか、「こういう服は安かろうが高かろうがこういうものだから、こういう事に気をつけながら着ないといけない」のか。前者であるなら「安い物はやっぱりそれなりなんだなあ。それなりの物買っといた方が結局は安上がりなんだなあ。安物買いの銭失いだなあ。」後者であるなら「使い方には重々気をつけなくてはならないものなのだなあ。そういうところに気が回らない、ファッションのイロハが分かってない人間がファッションげな物に手を出すと銭失いだけでなく物失いにもなるのだなあ。」ということでいずれにせよ勉強代1050円は良心的なところなのですが、どっちのケースだったのか分からないことにはまた銭失いになりそうな予感。
そんな金銭感覚の人間が7万近く使った上でそれを材料にベコベコに凹まされたらどうなるかなんて、もう、ギャグにしかなりませんね。
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