現在借りている住宅ローンは10年固定金利で、その後は変動金利に移行します。
ちょうどそのタイミングが1年後にやってきます。
そこで変動金利に移行し更に金利がアップした場合、どれくらいの支払いになるかシュミレーションをしてみました。
10年固定から変動金利へ
我が家の住宅ローンの返済方法は元金均等返済です。
元金は年間約100万円を返済しています。
2007年に新築マンションに入居し、当時の適用金利は2.6%でした。
その後、2015年に資金投入と借り換えを同時に行い、現在の金利は0.950%、期間は当初10年固定を選択しました。
来年でちょうど10年経過するので以降は自動的に変動金利になります。
その時にもう一度固定を選択することもできます。
どちらも優遇幅は基準金利よりー0.7%です。
変動金利の基準金利が0.1%アップ
我が家が借りている銀行では2024年5月から変動金利の基準金利が年2.775%から2,875%へとアップしました。
変動金利からの優遇はー0.7%という契約なので、2024年6月の基準金利が1年後も変化なければ2.175%が適用されます。
2.875%ー0.7%(優遇)=2.175%
いまは超低金利時代で実際の適用金利は変動だと0.5%を切っているイメージですが、残念なことに我が家は超低金利の恩恵を受けられるタイミングではありませんでした。
それでも2015年に借り換えを行い2.6%だった金利を0.95%まで下げ、これまで順調に返済できているので贅沢は言えません。
そしていよいよ固定期間が終了し変動金利に移行すると、実際の金利はどれくらいなのか気になりましたのでシュミレーションを行った次第です。
金利上昇率別にシュミレーション
まず条件として2025年6月は今よりも基準金利が0.5%上昇していると厳しい目に設定しました。
現在の住宅ローン残高は約800万円で、元金均等返済で1年ごとに100万円ずつ残債が減りますので2025年6月の残債は約700万円です。
また、毎年の金利上昇パターンを3通りでシュミレーションしています。
①毎年0.05%上昇した場合
基準金利が毎年0.05%ずつ上昇した場合のシュミレーションです。
基準金利からー0.7%優遇後の2.175%に、2026年6月は0.5%上昇したと仮定して2.675%をスタートとします。
そこから毎年基準金利が0.05%ずつ上昇した場合、上記の結果となりました。
このパターンはかなり金利上昇が緩やかですね(^^;)
6年後でも3.0%を切っていますので、これくらいの支払い利息金額だと有難いです。
ちなみにこのシュミレーションの支払い利息金額は概算です。
実際には元金均等返済なので毎月利息部分が以下のように変動します👇
残債に金利をかけて12ヶ月で割った数字がその月の利息分になります。
②毎年0.1%上昇した場合
次に基準金利が毎年0.1%ずつ上昇した場合のシュミレーションです。
スタートは上記と同じく2.675%とし、毎年0.1%ずつ上昇した場合、上記の結果となりました。
6年後の3.275%という数字を見て、このパターンが現実的だなと思いました。
③毎年0.2%上昇した場合
続いて基準金利が毎年0.2%ずつ上昇した場合のシュミレーションです。
スタートはパターン①・②と同じく2.675%とし、毎年0.2%ずつ上昇した場合、上記の結果となりました。
6年間後には3.875%..
ここまで上昇する可能性もありますよね(^^;)
支払利息合計と繰り上げ返済について考える
シュミレーションの結果より、パターン別の支払利息合計は以下の通りです。
①0.05%上昇 777,000円
②0.1%上昇 805,000円
③0.2%上昇 861,000円
①と③の支払い利息合計を比べても84000円の差となりました。
夫にシュミレーション結果を見せて相談したところ、この金額なら無理して繰り上げ返済をする必要は無しと判断しました。
パターン③のように毎年0.2%ずつ上昇したとしても、残債の金額減少により金利上昇の影響はそれほど気にならない結果になりました。
まとめ
以上、住宅ローンの今後の金利について実際にシュミレーションしてみたお話でした。
このようにあらかじめ予想しておくことで、金利の上昇について過度に心配する必要が無くなりました。
我が家はちょうど1年前に繰り上げ返済をしました。
この時は今後も繰り上げを行っていこうと思いましたが、今回のシュミレーション結果で考えが変わりました。
子ども達の教育費も莫大にかかる時期ですし、無理して手持ちの現金を減らす必要は無さそうです(^^;)
それでも、もしも繰り上げ返済を行うとしたら、期間短縮ではなく返済額軽減で行うと思います。