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【ネタバレ】赤い衝撃▼第4回『恋人よ足を返して下さい!』

TBS 1976年11月26日 

 

あらすじ

友子(山口百恵)は、銃弾で脊椎を傷つけられ、下半身が麻痺したため、「走る」という生きがいを失って絶望的になっていた。

赤い衝撃

赤い衝撃

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2024.7.31 BS-TBS録画。

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作:安本莞二

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大山友子:山口百恵

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新田秀夫:三浦友和

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新田雄作:田村高廣

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大山豪介:中条静夫

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新田文子:南田洋子

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捜査二課長:名古屋章

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大山政子:原知佐子

大山豊:中島久之 

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菊千代:江夏夕子

岸田高志:加藤武

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大杉:林ゆたか

料亭の女将:十勝花子

横田弁護士:加藤和

ナレーター:中江真司

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北川和彦:長門裕之

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大山鈴代:草笛光子

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監督:土井茂

 

今回も歌の前に前回のあらすじ。「私、あなたを許さない! どんなことがあっても」

 

病院の中庭でバレーボールしている白衣の脚だけ映るシュールな画面。看護師さんたちがそんな昼休みに集まって遊んでる暇ないだろ!

 

鈴代が寝ているうちに友子は車椅子で抜け出し、下り坂をスーッと走る。怖すぎ!

 

探していた秀夫、豊、鈴代が車椅子を追いかける。車にぶつかりそうになるが、段差につまずいて車椅子が転げる。秀夫が助け起こそうとしたが友子は拒絶し、豊も今、君に一番会いたくないんだと責める。

 

病室に戻った鈴代は友子に「お前が死ぬ時は母さんも死ぬ。そしたら人殺しだ!」と言い、友子に死なないと約束させた。

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いせと同じ重さ。

 

東京地方検察庁

岸田検事に呼ばれて、雄作、秀夫と聴取を受ける。雄作は自分の責任だと言い、秀夫は告訴状の内容を認めた。

 

次に呼ばれた豪介と鈴代。豪介は秀夫をおっちょこちょいの新米刑事と言い、検事と警察は仲良しだからえこひいきするなと言う。鈴代は感情的に泣き出す。草笛光子さんがこういう弱い女性を演じることが珍しいなあ。「澪つくし」みたいな女親方のほうが似合ってる。それかバーのマダム。いずれにせよ自立した女性。

 

リハビリ室

豊が友子を連れてきて上半身の強化と脚の関節が固くならないようにしようと言うのだが、友子はもう二度と立てないのだから無駄だと拒否。もう連れてこないでと言う。

 

友子の病室を見舞った秀夫。「帰ってください」と拒絶する友子に「話を聞いてくれるまで帰らない」と話し始めた。一緒に闘ってくれないか、努力してくれないか。脚が治せなかったら死んだほうがマシとさりげな〜く手を握ってるじゃないか。

 

苦しんでるのは自分だけと思っていた友子は秀夫の苦しみを知る。このままだったら惨めという言葉が突き刺さるな。そんなこと言わなくてもいいじゃんと思ってしまう。友子は秀夫と闘う決意をする。

 

病室で手を握り合う友子と秀夫を見かけた鈴代は秀夫を追い出した。友子は明日からリハビリテーションを始めると言うが、鈴代には信じられない。しかし、友子の言葉に鈴代は折れる。

 

マロン製菓

また手づかみでケーキを食べてる豪介は、創業者の息子・大杉を呼び出した。父が亡くなったためにおじに経営権を奪われ、今は店長をしている大杉に取り入る。

 

料亭

菊千代という人気芸者を大杉に紹介し、野球拳で盛り上がる。いつもトランクス一丁になる豪介。

 

リハビリ室

リハビリを始めた友子。豊は秀夫の説得でリハビリを始めたと知り、少し寂しそう。そりゃそうよね。

 

秀夫がつきっきりなのに豪介と政子が友子に会いにきたので、鈴代は友子がウサギのぬいぐるみを欲しがっていたと言って買いに行かせた。大きなウサギのぬいぐるみを持って戻ってきた鈴代。しかし、リハビリ室を覗いた政子は秀夫の姿を見かけてニヤニヤ。

 

大山産業

横田弁護士から不起訴になったと言われ、怒る豪介。何をしてもいいから新田の倅を法廷に引きずり出す!と息巻く。政子から秀夫が友子のリハビリに付き合ってるとチクリ電話。

 

新田家

不起訴に決まり、お節句のお祝いに作る寿司を作る文子。

 

豪介に会いたくない文子は以前、大山産業で働いていて豪介に性的暴行を受け、服毒自殺しようとしていたところを隣の部屋に住む雄作に助けられたという過去を持つ。短い回想で端的に表していたね。

 

病院

鈴代にお寿司を渡した文子。ここは穏やかな関係。しかし、文子は鈴代から秀夫が友子のリハビリに付き合ってると聞き、驚く。豪介が怒鳴り込んできて、背を向けていた文子はその場を去った。豪介の目に文子は入っておらず、そのままリハビリ室へ。

 

秀夫、友子を殴る豪介。鈴代と豊が慌てて止める。友子は泣き出し、豪介に秀夫と会わないでくれという約束に返事をしなかった。

 

警視庁

検察調査会により起訴になった秀夫。課長に友子と会わないことを約束させられた。

 

病室

秀夫が来なくなってやる気のなくなった友子を叱咤する鈴代。気持ちを切り替え、友子は鈴代とボールの投げ合いを始めた。豊も部屋に入ってきて微笑ましく見つめていると、鈴代の投げたボールが友子の足先に当たり「痛い!」と反応した。右足の親指に感覚が戻り始めた。

走れ風と共に

走れ風と共に

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秀夫に知らせたいという友子。

 

秀夫は沈んだ表情で歩いていた。(つづく)

 

病院、検察庁とこれまでのシリーズを思い出させる作り。友子の体が元に戻ることが最終目標なんだね。車椅子でもなんでもできるという方向性ではないんだね。