フリーランスに失敗した話
フリーランスで成功した話や、成り上がった話などをよく見かけるようになりました。しかし、決して少なくないであろう失敗談をあまり目にしません。フリーランスにスッと馴染んでいく人もいれば、挫折する人もいます。今回は挫折した側の人間である私の失敗談を書こうと思います。
これからフリーランスになる人、フリーランスで伸び悩んでいる人への反面教師になれれば幸いです。
私がフリーランスになった理由
「なんとなく、やってみたかったから」です。計画もなにもありませんでした。なんなら貯金もありませんでした。
「とりあえずやってみて、駄目そうだったらすぐ辞めよう」と軽い気持ちで始めました。結果、100万ほどの借金を作ることになります。
痛感したコネの大切さ
フリーになってから知ったんですが、普通はある程度のコネクションを作ってからフリーになるらしいですね。まずここで下調べの甘さが出ています。
なんのコネも無かった私はとりあえずTwitterで仕事の募集を呼びかけました。
運良く数件、知り合いからお仕事をいただけたものの、生活するには足りない件数でした。
お金がないと、心が貧しくなる
仕事がないからお金もありません。親から借りたお金でなんとか生活していたものの、心は弱っていくばかりでした。
心が弱っていくと、「私にこんな仕事できっこない」という負の感情が芽生え始め、自分のスキル以上の仕事を受け付けなくなりました。
それなのになぜかプライドだけは残っていて「こんな簡単な仕事受けたくない」とどんどん仕事の幅を狭めていきます。
交渉力の低さ
フリーランスはコミュ力が多少低くても、スキルと誠実さがあればやっていけると私は思っています。しかし、交渉力の低さは致命的です。
私は交渉力がとんでもなく低かったのです。もとから気が弱く、前述の通り、心の疲弊による負のループに入っている状態だったので、一度交渉に入ってしまった仕事は報酬が低くても話に流されてしまい、請け負ってしまいました。
仕事はあるがお金はない、そんな状況に追い込まれてしまっていたのです。
断る力の大切さよ・・・
スケジュール管理
求人サイトでの仕事はだいたい週5のフルタイムが多いです。
コネが少ない私は求人サイトも活用しないと仕事がない状態だったのですが、前述したようにTwitter経由でコネによる仕事も少し請け負っていたので、週5のフルタイムはなかなか厳しい状況でした。
求人サイトで週3くらいのものはほとんどなく、最終的には知り合いからいただいていた仕事を辞め、求人サイトの週5案件を探すようになりました。
ここで得た教訓は、「コネがあるなら掛け持ちOK、無いなら潔くフルタイムで働く」です。実際、最初はフルタイムで働き、そこで得たコネによってだんだんと仕事を分散させていったというフリーランスの知り合いがいました。
そんなこんなで限界が来て・・・
親から借りられるお金にも限界があり、心身の負担も加速していったため、ここが限界だなと思いフリーランスを辞めました。
現在は普通の会社員として働いており、心身ともに健康な状態です。
とはいえ、フリーランスになったことを後悔はしていません。こんな記事を書くくらいには教訓がたくさんありましたし、自分が苦手としていることがハッキリと分かり、課題も見えてきました。
何年後になるか分かりませんが、また挑戦してみたいとも思っています。
その時には1年くらい働かなくても生活出来るお金を貯めておきたいと思います。心に余裕を持って、正常な思考力で強い決断をしていくことがとても大切だということを学びました。
2022/07/05追記
再びフリーランスはじめました🎐