問題
解法
Editorial - AtCoder Beginner Contest 386
kyopro_friendsさんのユーザ解説の方法で解く。 ユーザ解説同様、問題文中の を
でおき直す。
無向グラフ の連結成分数を
とする。 また、全ての辺の重みが
以上
以下の整数である頂点ラベル付き完全グラフ全体の集合を
とする。
について、辺の重みが
より大きい辺のみを全て削除したグラフを
とおく。
についてのクラスカル法を考えると、辺の重みが
以下である辺について処理を終えた時点のグラフの連結成分数は、
と等しいことがわかる。
の最小全域木の辺の重みの総和は
で表せることもわかる。
に注意して総和を計算すると、
となる。 求めたいのはこの総和であるから、
である。
を求めることを考える。 これは「全ての辺の重みが
以上
以下の整数である頂点ラベル付き
頂点完全グラフについての、辺の重みが
より大きい辺のみを全て削除したグラフの連結成分数の総和」であるが、「頂点ラベル付き
頂点単純無向グラフについて、連結成分数と『隣接している異なる頂点の組には
以上
以下の整数、隣接していない異なる頂点の組には
以上
以下の整数を割り当てる場合の数』の積の総和」と言い換えられる。
ここで、頂点ラベル付き 頂点
辺単純無向グラフの個数を考え、
について指数型、
について通常型である母関数
を考える。 頂点ラベル付き
頂点
辺単純無向グラフの個数は
であるから、
は以下のように計算できる。
のときの係数が
である点に注意が必要である。 また、頂点ラベル付き
頂点
辺単純連結無向グラフの個数を考え、
について指数型、
について通常型である母関数
を考える。 すると、連結成分数が
個である頂点ラベル付き
頂点
辺単純無向グラフの個数の母関数は
となる。 なお、各連結成分について順列ではなく組み合わせを考えるため、
で割る必要がある。 少し難しい内容であるが、以下の記事が参考になる。 指数型母関数入門 – 37zigenのHP
したがって、 がわかる。 さらに、連結成分数が
個である頂点ラベル付き
頂点
辺単純無向グラフについての連結成分数の総和の母関数は
となる。 したがって、頂点ラベル付き
頂点
辺単純無向グラフについての連結成分数の総和を考え、
について指数型、
について通常型である母関数
を考えると、
となる。
を
の
の係数とする。
は以下のように変形できる。 ただし、
は
の係数でなく、
の係数を表すことに注意。
は
で求まるので、答えは全体で
で求まる。 実装する際には、
ではなく直接
を計算してよい。
提出
Nyaan’s Libraryを使用した。 Submission #61222053 - AtCoder Beginner Contest 386 Nyaan’s Library | This documentation is automatically generated by online-judge-tools/verification-helper