千葉県鎌ケ谷市などでバス事業を展開する鎌ヶ谷観光バスが、2024年9月末にも路線バス事業から撤退する方針であることが分かりました。
鎌ヶ谷観光バスが2024年9月末に撤退する方針を示したのは、現在、鎌ケ谷市の新鎌ヶ谷駅と印西市の千葉ニュータウン中央駅を結ぶ路線バス「生活バスちばにう」です。
鎌ヶ谷観光バスは運転手不足や利用者数の減少、車両の修繕費や燃料代の高騰などを撤退の理由に挙げていて、路線バス事業から撤退した後は、観光バスや企業送迎事業に経営資源を集中するとしています。
鎌ヶ谷観光バスが運行するコミュニティバスの「ききょう号」については、運行を続けるということです。
「生活バスちばにう」は北総鉄道の高額な運賃を背景に、その代替交通を求める沿線住民の要望を受け、2014年に運行が始まりましたが、現在は1路線で1日2本の運行となっています。