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テイラー・スウィフトは『アトランティック』誌の編集長がイエメンの空爆計画に関する機密性の高い軍事情報を共有していたシグナルのやりとりに参加していた件についてアメリカの上院情報委員会で話題に上ることとなっている。

ジャーナリストのジェフリー・ゴールドバーグはアメリカ政府高官がイエメンの軍事作戦について話し合うシグナルのグループに過って招待されて、気づかれることなく参加することとなっており、情報漏洩の可能性も含めて国家安全保障を危険にさらしているとして政権は批判と嘲笑を買うこととなっている。

民主党のヴァージニア州選出上院議員のマーク・ワーナーは上院情報委員会でシグナルでの会話でJ・D・ヴァンス副大統領がヨーロッパを侮辱していたことにも触れて、同盟国との情報共有で命が救われた例としてテロの脅迫を受けたテイラー・スウィフトのウィーン公演を引き合いに出している。

昨年8月、テイラー・スウィフトは当局によって阻止されたテロ未遂事件によってウィーンでの3公演が中止されることとなっている。

「情報の共有は命を救うというのは仮説ではなく、みなさん覚えていると思いますが、情報公開されたことによって昨年、オーストリアは我々のコミュニティと協力して、文字通り何百人もの犠牲者を出しかねないウィーンでのテイラー・スウィフトに対する策略を見事に暴いてみせました」

テイラー・スウィフトはウィーン公演が中止になった際、次のように述べている。「ウィーン公演が中止になったことにはひどく衝撃を受けていました。中止された理由で私は新たな恐怖の感覚と途轍もない罪悪感で満たされることになりました。多くの人がこれらの公演を訪れる予定だったからです。でも、当局には感謝しています。彼らのおかげで、人命ではなく、コンサートを惜しむことになったからです」

先日、テイラー・スウィフトについては数百枚のツアーのチケットを盗んで、数千万円を得ることになった2人のハッカーが逮捕されている。

2人のハッカーは900枚以上のチケットを盗んで、60万ドル(約8800万円)を稼いだということで、現地時間2月27日にニューヨークで逮捕されている。クイーンズ郡地方検事局によると、2人はテイラー・スウィフトの「ジ・エラズ」ツアー、アデルやエド・シーランの公演など、1000枚近くのコンサート・チケットを盗んだという。

2人はジャマイカのキングストンでチケット販売サイト「スタブハブ」の下請けとして働いている時に購入済みのチケットにアクセスする方法を見つけ、犯行に及んでいる。購入済みのチケットのURLを盗んで、それを「スタブハブ」で販売することで金銭を得ていたとされている。

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