Photo: GETTY

レディオヘッドは新たな法人を設立しており、2025年に大きな活動がある可能性を示唆することとなっている。

現地時間3月10日、レディオヘッドはRHEUK25という名前のLLP法人を設立しており、これまでも新作やツアー、リイシューの際にはこのようにLLP法人が設立されてきた。

LLP法人によってレディオヘッドはレコード会社や外部企業の枠組に依存することなく、独立してビジネスを運営することが可能になる。この法人の設立が何を意味するかについては現時点でバンド側からは明かされていない。

2016年5月にリリースされた最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』の際にもレディオヘッドはドーン・コーラスLLPという法人を設立している。さらに近年では2021年に『キッドAムニージア』を再発する半年前にスピン・ウィズ・ア・グリンLLPが設立されている。また、ザ・スマイルのデビュー・アルバムがリリースされた2022年にもセルフ・ヘルプ・テープスLLPが設立されている。

レディオヘッドの5人のメンバー、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイはRHEUK25 LLPの役員に名を連ねている。

レディオヘッドは2003年発表の『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』を最後にEMI/パーロフォンを離れており、エクサービア・エンドレスLLPを設立して、2007年に自由価格で『イン・レインボウズ』をリリースしている。アルバムのフィジカル盤はXLレコーディングスとのパートナーシップによってリリースされている。

これまでレディオヘッドのメンバーは今後の計画について彼ららしく口を閉ざしている。

昨年、トム・ヨークはファンがレディオヘッドの復帰を望もうが気にしないと語っている。オーストラリアの媒体『ダブルJ』でレディオヘッドの今後に対してファンから期待が寄せられていることについて訊かれたトム・ヨークは次のように答えている。「それは知らないし、まったく気にもかけていないんだよね」

「誰も傷つけるつもりはないし、気にかけてくれていることには感謝しているよ。でも、僕たちは、自分たちを説明したり、何をすべきかという誰かのこれまでの考えに答えたりすることなく、自分たちにとって意味のあることをする権利を得たと思うんだ」

一方、レディオヘッドのベーシストであるコリン・グリーンウッドは昨年夏にバンドで一緒にリハーサルを行ったことを明かしている。

「ロンドンで2ヶ月前に昔の曲を演奏するためにリハーサルをやったんだ」とコリン・グリーンウッドは当時語っている。「楽しかったよ。素晴らしい時間になったね」

昨年5月、ジョニー・グリーンウッドはバンドのメンバー全員が個々のプロジェクトに取り組んでいるバンドの現状について語っていた。

「まあ、ザ・スマイルもツアーに出ているし、エド(・オブライエン)も次のソロ・レコードを作っている。コリン・グリーンウッドはニック・ケイヴでベースを弾いている。シドニー・オペラ・ハウスで5日間ソールド・アウト公演を行ったところなんだ。だから、たくさんの音楽が作られているんだよ」

広告 エド・シーランのドキュメンタリー『The Sum of It All』がディズニープラスで独占配信!

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ