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ジェイムス・ブレイクはコールドプレイをバッシングするのは止めようと呼びかけており、コールドプレイを嫌いだというのは「もうクールじゃない」と語っている。
ジェイムス・ブレイクはアニー・マックとニック・グリムショウが司会を務めるBBCのポッドキャスト『サイドトラックド』に出演して、クリッシー・ハインドによる「クールなもの」と「クールじゃないもの」に関する議論について自身の見解を語っている。
ジェイムス・ブレイクは「クールじゃないもの」としてコールドプレイに寄せられるネガティヴなコメントを挙げて、それにフラストレーションを感じていることを明かしている。
「コールドプレイをバッシングするのは止めたほうがいいと思うんだ。もうクールじゃない。『コールドプレイはクールじゃないね』なんて言うのはまったくクールじゃない。止めてもらいたいね」とジェイムス・ブレイクは語っている。「コールドプレイには素晴らしい曲がたくさんある。クリス・マーティンは明らかにメロディーの天才だと思う」
ジェイムス・ブレイクは次のように続けている。「ここ数作のサウンドが気に入らないとしても問題ないはずだよ。グラストンベリー・フェスティバルに行って観たら、好きな曲がたくさんあるだろ? そのはずだよ」
「バンドの服装が変わってしまっただって? 服装を変えるのも許されていないのかい? 違うジャンルの曲を書くことも許されていないのか? 誰が気にするのかな? このことにはちょっと苛立っているんだよね」
ジェイムス・ブレイクは影響を受けているもう一人のアーティストとしてスティーヴィー・ワンダーの名前を挙げて、アカデミー賞授賞式後のパーティーで会ったことを明かしている。
「話はできなかったんだ。別に何かいいことを言ってくれたわけでもないんだけど、何度も感謝の言葉を伝えていた」とジェイムス・ブレイクは語っている。「自分の曲に参加してもらうことを考えていたこともあったんだけど、怖くて連絡できなかった。結局できなかったんだよ。あまりにも恐れ多くてね」
「彼はナンバー1だね。他のミュージシャンと会うのとは訳が違う。後で泣いてしまったんだ。恐れ多くて、無理だったよ」
クリス・マーティンはコールドプレイに否定的なコメントが寄せられがちな件についてインタヴューでも言及している。
「誰もが同じものを好きな社会で暮らすなんてひどいことだからね」とクリス・マーティンは米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「僕らなんてすごく言いやすい楽な標的だよね。反撃したりもしない。イングランド出身の4人による中流階級の白人だからね。僕らのやってきたことに悪口を言われるのも当然だよ。僕らが世界各国で演奏できるのにも理由があり、その一部は必ずしも健全と言えないものもあるからね」
先日、コールドプレイは『NME』のインタヴューで音楽についても他人の反応は気にしていないと語っている。「2008年頃からだけど、今は曲として、あるいはアイディアとして本物だと思えるものが降りてきたら、やることにしているんだ。他の人がどう思おうが関係ないんだよね」とクリス・マーティンは語り、最新作『ムーン・ミュージック』について次のように評している。「朝起きた時に自分自身について、世界について、ひどい気分になっている物語なんだ。気が滅入っていて、孤独で、一人っきりで、自分じゃいられないようなね。アルバムを通して最終的に、まったく正反対の心境に辿り着く歩みなんだよ」
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