「離婚してよかった」大黒柱の重圧に耐えられず年収150万円生活へ
結婚して家庭を築いた人たちは、独身という自由を捨てた代償に幸せを手に入れたのだろうか? 30~45歳のサラリーマン300人を対象にSPA!編集部でアンケートを実施すると、6割以上の男性が「離婚したいと思ったことがある」という結果に。「結婚継続よりマシ」の幸福論。離婚を推奨するわけではないが、「離婚で救われた」男の事例を元に、「自分の結婚に間違いはなかったのか?」を見極めていく。
…後藤純一さん(仮名・38歳)年収150万円・結婚3年目に離婚
一家の大黒柱の責任感はときに父親たちを苦しめる――。IT会社の幹部だった後藤さんもその一人だった。
「4年前にコブ付きフィリピン人女性と国際結婚。が、業績悪化でリストラされたんです。正社員を目指した転職は失敗続き。日ごとに家族が自分に冷めていくのがわかり、うつ病寸前でした……」
フィリピンから呼び寄せた連れ子は、既に小学1年生。初の日本、見知らぬ土地、見知らぬ父に心を閉ざしてしまったという。
「連れ子がまるで懐かないのもつらかった。最後まで“理想的な父親像”に悩まされましたし……」
そして運悪く1年前“派遣切り”に遭ったところで、妻から三行半を突きつけられた。
「結局、僕はフリーターなので慰謝料はなし。収入が少なくなれば、無い袖は振れませんからね」
妻子が出ていった部屋で、「一瞬の寂しさはすぐに慣れた」という後藤氏。現在は解放感のほうが強いと打ち明ける。
「月給12万円程度でつましい生活ですが、気ままにゲームして、AVを観て、好きなときに寝る生活。自分のためだけに稼ぐから、今日サボっちゃおうかな!? と気楽なんですよ(苦笑)」
年齢的に再就職の厳しさは重々承知、それでも一人は楽とか――。
― 不幸な結婚 幸福な離婚 どっちが得か? ―
家族のために稼ぐ重圧より下流生活のほうがマシ
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
母が「末期がん」と宣告されて目の前が真っ暗に…それでも「心の健やかさ」を保つには
睡眠の質を良くしたい、ストレスを低減させたい時のお助け「とっておきのアイテム」とは
日本企業で「新規事業」がなかなか進展しない“意外で、深刻すぎる背景”
「Slackやメール通知が1時間に100件以上、気が休まらない」強いストレスの悩みに専門医が回答
「自分より下がいる」というマインドは危ない。孤独な単身赴任で悩む47歳に専門医が助言
元バンドマンが40代で“汚部屋清掃バイト”になるまで「彼女に愛想をつかされ、ネットカフェ暮らしに…」
年収600万円の大手社員を辞め、あえてフリーターになった40代。10か月たって後悔は――大反響・総合トップ10
高卒極貧フリーターからYouTuberに成り上がり。会社員の平均月収よりちょっと上
憧れた東京ライフの現実…虫が飛び交うアパート暮らしに耐える日々
「逆境を乗り越える力を身につけたい」女性24歳の悩み
37歳・日雇いバイトなのに彼女が2人!ヒモの才能がある男の生き方
41歳から給料が上がらない…48歳営業マンが年収430万円で止まったワケ
若い頃はモテたのに…51歳・独身負け組おじさんが後悔していること
「離婚してよかった」大黒柱の重圧に耐えられず年収150万円生活へ
年収300万円、妻子ありの男が週1で行ける居酒屋は「鳥貴族」が限界
年収260万円、バツイチ42歳トラック運転手が見つけた「幸せ」。子供とは会えない日々が続くが…
突然の雇い止めで収入ゼロ、貯金も家もすべて消えた。コロナで無一文の衝撃
世帯年収300万円で東大に合格できた理由「貧しかったからこそ燃えた」
Uber Eats配達員がキレた。店の“商品入れ忘れ”で再配達…報酬は?
奨学金、毎月11万円の返済。コロナで残業もボーナスもない31歳の苦悩