胸やおしりに文字を書く“ボディ書道”とは?
乳に”乳”と書く謎の書道……。この文字を書いたのが渋谷 No.1ギャルサー НЯК-trace view-初代総長で元SDN48のメンバーとして活躍した”なちゅ”だ。SDN48を卒業後、「自分が好きなものを仕事にしていきたい」と考えた結果、体に字を書く”ボディ書道”に行き着きギャル書道家として活動を始めたのだとか。
「書道は好きだから小学生で7段をとるほど頑張れた」という彼女。’14年には師範の免許も獲得した。いまではグラビアアイドルを中心に、なんとプロレスラーの棚橋弘至などの体にも書を施している。
“ボディ書道”とはどのように作られるのか、実際の作成現場に立ち会い、その魅力を探った。
◆使うのは墨ではなく、アクリル絵の具。ポージングは変えられないなどのルールも。
書道といえば墨で書くものと思いがちだが、ボディ書道は体に書くという特性上、アクリル絵の具を使用するのだとか。
「以前は墨で書いたこともあったのですが、体が墨を弾いてしまってうまくいかなくて。プロレスラーの方が、アクリル絵の具を使ってメイクをしていると伺って、これは使えるなと。実際、水で簡単に落とせるし肌との相性もいい。いいものあったなって感じでした」
筆はちゃんとした書道の筆を使用。本来、紙を使う部分が体になるのだが、ボディ書道は撮影して作品を残すという側面から、ポージングを固めてから文字を書き始めないとならないのだ。
「書く部分がどこかにもよるのですけど、全身を使ったりする場合は文字が見える位置とかに気をつけてポーズを決めてもらいます。書く内容も今回は百人一首を書いたけど、伝えたいメッセージや書いてほしい文字をあらかじめ聞いてどこにどう書くかを考えます。自分では“ボディ書道”を“人肌のラブレター”って言ってて、思いを伝えるものにできたらと思ってます」
◆動物に舐められているような感覚が書かれる側を感じさせる!?
では実際に書かれている側はどんな気持ちなのだろう? 今回モデルを務めてくれた平塚奈菜ちゃんいわく、「わき腹に書かれたときはくすぐったかったけど、全体的には気持ちいいぐらいのくすぐったさです。牛の舌で舐められてるような感覚でした(笑)」と心地よさすら感じるんだとか。
書かれる側がポーズを固定するのも大変そうだけど、書くほうもいろいろと神経は使うという。
⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=916116(作成中の様子)
「体って人それぞれ固さも違うんですよね。おっぱいとかも(笑)。あと、私は女なので女のコのきわどいところを攻めて書くのはいいんですが、逆に男性のからだに書くときは緊張しますよね」
◆野望は世界進出。レディーガガに書いてみたい!!
“ボディ書道“という取り組みをはじめた彼女だが、その夢は壮大だ。
「書道っていま海外で注目されてるんですよ。だから、海外進出してアーティストさんとかに書かせてもらいたい。レディーガガさんに書くのが目標ですかね」
実際にインドネシアではイベント参加も果たしているなちゅ。”ボディ書道“が世界から注目される日も近いかもしてない。
〈取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/難波雄史〉
- ギャル書道家・なちゅ
- ヒキでみるとこんな感じに
- 角度を変えると文字の印象も味わい深く
- 今回モデルを務めてくれた平塚菜奈ちゃん
- 真剣な表情で文字の配置を決めるなちゅ
- 奈菜ちゃんもわき腹付近はくすぐったいご様子
- お尻から足先まで集中して書き上げる
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