ノームコア、ミディリング…ファッション用語、ちゃんと説明できる?
沸いてはすぐに消えていく、局地的ブーム。サラリーマンには関係のないことと思うなかれ。なかには知っておいたほうがトクだったり、話のネタになりそうなものも存在するわけで……。30~40代のサラリーマン男性150人に街頭やネットインタビューでアンケートを実施し、局地的なブームの認知度を探ってみた。
◆ひと昔前のダサいがイケてるに<ファッション編>
⇒【前編】「ものまねメイク」「ナチュ太眉」etc.
●ミディリング【認知度2%】
「恋人がいるかいないかわかるようにアピールする指輪」(32歳)と独自解釈する男性もいたが、「ミディリング」とは、指の第一関節と第二関節の間に着けるリングのこと。モデルの水原希子が使ったことや、『ViVi』で特集が組まれたことで昨年から流行している。
「赤文字系ギャルを中心に、コーデの幅を広げるアイテムとして広まった」と語るのは、電通総研で「ギャルラボ」など若者文化のリサーチに関わる西井美保子氏。
「ふんどし姿のエロい女?」と誤解されていた「ふんどし女子」(認知度4%)に関しては、「パステルカラーのかわいいふんどし=『おしゃふん』を各メーカーが発売し、6月に『あさイチ』が“ふんどし女子”として紹介し話題になりました。通気性がよい、しめつけが少ないなどの特徴があり、『昔ながらのふんどしを改良したふんどしパンツで寝るときだけ着用』という生活習慣も提唱されています」
また知らない人には信じがたい話だろうが、下乳丸見えの「半乳Tシャツ」(2%)や、極小面積の「ローレグ」(2%)を着用した自撮り写真をアップする女性が、ツイッター上で増加中だ。その商品の企画・販売をしたコスプレイヤーのうしじまいい肉氏によると「大半は素人の女性」とのこと。
「素人の女性にエロ写真をアップしてほしくて考えた商品で、『ぜひ自撮りしてネットに上げてください』と説明もつけて販売中なんです。世の中にはエロい写真を人に見せたい女性が実は多いんですが、実行するには言い訳が必要。なので『オシャレだから』『衣装だから』『うしじまさんが勧めるから』と言い訳しやすい状況を販売側で用意しているんですよ」
●ノームコア【認知度2%】
「何か斬新な服装?」と街中のサラリーマンが予測したノームコアだが、真相は真逆で「ノーマル+コア=超普通」の服装のことだ。
「無地のTシャツにジーンズなど、極めてシンプルなアイテムをサラッと着こなすスタイルですね。昨年あたりに、ニューヨークなどから火がつきました」と語るのはファッションライターの大内康行氏。そのアイコンとしてスティーブ・ジョブズが挙げられることもあるが、彼の服装もオシャレなの?
「もともとノームコアは、いいものをシンプルに着こなすセレブや、皇族の私服などを参考に生まれたスタイルです。ジョブズ的な“ちょいダサ”が逆にオシャレという面もなくはないですが、中年男性がいきなりマネしても失敗する可能性が高いでしょう」(大内氏)
ダサいオヤジファッションの一例とされていた「白ソックス」(6%)も最近は流行中だとか。
「去年あたりからですかね。九分丈のタック入りパンツにローファーを合わせ、白ソックスをチラ見せするような服装が、おしゃれに敏感な男子の間ではやりはじめました。丈の短いパンツからソックスを見せるスタイルは長く流行していますが、最近流行のモノトーンや、『キメすぎを避けたい』という狙いから白ソックスを使う人が増えたのでしょう」(同)
●レインボールーム【認知度2%】
輪ゴムを編みこんで作るアメリカ発祥のアクセサリーキットのこと。世界での累計販売数が800万セットを超え、小学生を中心に流行中だ。日本では学研から正規品「レインボールームスターターキット」も販売開始、類似品や偽装品も出始めるくらい、人気に拍車が。
― 巷の[ニッチなブーム]サラリーマン認知度調査【5】 ―

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