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闇営業騒動から5年、カラテカ入江が“従業員の裏切り”から得た教訓。「あんたも吉本さん裏切った」と親から言われて

清掃ユニフォームにはスポンサーがびっしり。交友関係の広さは健在

清掃ユニフォーム

清掃ユニフォームには一面にスポンサーロゴが。1年契約12万円で出資できる

芸人時代から交友関係が広いことで知られている入江氏。その繋がりは清掃業の受注や、ユニフォームのスポンサードにも一役買っているそうだが、何かコツのようなものはあるのだろうか。 「たとえば会食でご馳走になったら、必ず翌日に『ありがとうございました』と連絡を入れるようにしています。すごく簡単なことですが、仲良くなりたいと思ったら自分から連絡することが第一歩ですよ」 連絡を取るために、話題に上がったものを自分でも実行することも有効だと入江氏は続ける。 「会話のなかで、『あの映画、面白かったですよ』と聞いたら、仕事や本題に関係なかったとしても観て、感想をDMでもメールでもいいから送るんです。すると相手は『観てくれたんだ』となるじゃないですか、もうその時点で少し距離は縮まってるんですよね」 人間関係も仕事も、どれだけ本気で向き合えるかが重要だという。 「人によっては『媚を売ってるんじゃないか』と思われるかもしれませんが、そもそも僕は人が好きなので、仲良くなりたくて行動しているだけ。ピカピカの社長としてもそうですが、本気で行動すれば未来は変えられますよ」

「一番やりたいことを我慢する」ことで見つかるヒントもある

著書とツーショット最後に、新刊のテーマでもある、新たな一歩を踏み出すためのアドバイスを聞いた。 「自分が一番やりたいことを我慢することで、進むべき道やヒントが見えるかもしれません。僕も吉本を契約解除になった際、フリーで芸人として活動をできたかもしれませんが、やる勇気がでなかったし、やる資格がなかったです。 全く違う道を選んだらピカピカという会社を作ることができました。 人間、どうしても楽な方に行っちゃうんですよ。でもそこを我慢して、諦めずにトライしてみる。諦めずにやればできるはず」 著書のあとがきを「自戒と反省を込めて」という一文で締めくくった入江氏。人生を諦めずに過ちから再起を果たした彼の姿が、誰かの光になるかもしれない。 <取材・文・撮影/松嶋三郎>
浅く広くがモットーのフリーライター。紙・web問わず、ジャンルも問わず、記事のためならインタビュー・潜入・執筆・写真撮影・撮影モデル役など、できることは何でもやるタイプ。Twitter:@matsushima36
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