ゲオから発売された「上下セット1098円スウェット」がSNSで話題です。開発段階で「ペラペラだ」という社内評があったという逸話があるそうですが、すでに25万着を超えるヒット商品に。 今に限った話ですが、秋冬商材ということもあってセール価格の768円で購入できるようです。驚きの安さです。質感については評判どおりだったものの、着用感としては「暖かさとリラックスの両立」を実現していたのです。とはいえ、“気を付けるべきポイント”もありました。 『男の服選びがわかる本』（池田書店）の著者がゲオの「あったかスウェットセットアップ」を解説します。 身長173センチ・体重64キロの私は、表示のとおりMサイズを購入しましたが、意外に「上半身がジャストフィット」でした。ただ、窮屈感はなく、むしろフィット感のおかげで裏起毛の生地が密着するため、「薄いけれども、暖かい」のです。ところが、ペラッとした生地の弊害がない訳ではありません。 たとえばライトグレーは、「乳首の凹凸」が浮きぼりになってしまいます。また同時に、股間の“モッコリ感”も気になりました。家族同居の場合、ツッコミの嵐が予想されるでしょう。 そこで「色選び」と「サイズ感」を検討したいのです。たとえば「凹凸が目立ちづらいダークカラー」を選ぶこと。また同時に、表示のサイズを鵜呑みにせず、ワンサイズ上げることも検討してみてください。 ただ、骨格診断でいうところのストレートタイプ（鳩胸）の方は、たとえダークカラーやサイズを上げたとしても、乳首浮きを解消することは難しい生地感であることもお伝えしておきます。 ルームウエアといえば、近所のコンビニなどにふらっといける“ワンマイルウエア”としての活躍を期待したくなるところ。しかし、乳首はアウターで隠せますが、モッコリ感が気になるのであれば、“部屋専用ウエア”という位置づけにしてください。 一方、セール価格999円で見つけたラインナップ「あったかスウェットプルパーカーセットアップ」もおすすめ。というのも、袋に入っている状態で、同スウェットに比べ、厚みが1.3倍程度ちがったのです。店頭に並ぶサンプル商品を触った感じでも、明らかに厚みが異なるため、ワンマイルウエアとして活用するならば、こちらのほうが良いかもしれません。