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電車の扉が開くと“我先に”突撃。整列乗車のマナーを無視、ぶつかっても謝らない客に大迷惑

指定席で「席が間違っているからどいて!」

新幹線の車内のイメージ 本田雄二さん(仮名・20代)は、事前に指定席のチケットを購入していた。発車時刻の少し前に乗り込んで、座席に座っていると、4人の中年女性が本田さんのところに来たという。すると、「席が間違っているからどいて!」と強い口調で言われたそうだ。 「突然のことで驚きました。女性たちの様子を見ると自信ありげで、まるで“私が完全に間違っているかのような” 態度だったんです」  彼女たちは大声で本田さんに詰め寄った。改めてチケットを確認したのだが、やはり間違いではなかった。 「周囲の乗客も私たちを見ていました。その場で揉めるのもイヤだったので、『おかしいな』と思いつつも席を譲ることにしました。そして、いったん通路へ移動したんです。彼女たちは、『なんで間違った席に座るんだろうね』と迷惑そうに笑っていました」  納得のいかなかった本田さんが駅員に事情を説明したところ……。

一言の謝罪もなく去っていった

「お客様は、こちらの電車ではないようですね」 やはり4人組が座席を間違えていたのだ。 「しかし、彼女たちは一言の謝罪もなく、そのまま足早に去っていきました。席を間違えていたのは私ではなく、彼女たちだったのに……」  本田さんは席に座ることができたのだが、後味の悪い出来事となった。  電車では個人のマナーが大いに問われる。だが、不快に感じても声をあげにくい空気があるのは事実だ。自分の何気ない行動が周囲の迷惑になっていないか、あらためて意識する必要があるだろう。 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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