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「10万円以上も使ったのに」ホワイトデーの悲劇。“お返し”のプレゼントで大失敗した男たち

 バレンタインでもらったチョコや付随するプレゼントよりも、なぜか高い値段のお返しをしなければならない雰囲気が漂う「ホワイトデー」。男性たちの嘆きの声が聞こえてくる。 「2度とキャバ嬢にホワイトデーなんか返しません!」と鼻息荒く語ってくれたのは、増田健斗さん(39歳・仮名)だ。

「手作りチョコ」の裏に隠された“策略”

イルミネーション

※写真はイメージです。以下同

「お気に入りで、もう1年指名しているキャバ嬢がいるんです。真面目で優しい子で」  そう言いながら写真を見せてくれたが、いい意味でキャバ嬢っぽくない、清楚な見た目だった。 「彼女ね、弟を大学に行かせたいからって、昼間はOLとして働きながらキャバでバイトしている苦労人で。そんな中で『健ちゃん、いつもありがとう』って手作りチョコをくれました」  可愛らしいケースに入ったガトーショコラは「とても美味しかった」そうだ。

“お返し”に指定されたのはハイブランドの10万円を超える商品

「バレンタインにシャンパンを入れて、ホワイトデーには彼女が以前『欲しい』と言っていたハイブランドのコインケースをあげました」  コインケースとはいえ、なんと値段は10万円超え。お礼のシャンパン代と合わせて「15万円はかかりました」と増田さんは言う。 「ものすごく喜んでくれたし、使ってくれていたので僕も大満足でした」  ところが、衝撃の事実が後日明らかになる。

フリマサイトで発見

「すごく酔ったヘルプの子が『あの子さ、健ちゃんのコインケースをメルカリに出してるよ』と笑いながら言ってくるのです。いやいや、まさか……と話を流していると『ほら!』と彼女のメルカリのページを見せてきたのです」  出品している商品のいくつかに見覚えがあり、さらには出品者名が源氏名と本名をミックスさせたようなものだった。 「すでに売れていたんですよ、ほぼ定価で……。でも、さっきも『使っているよ』とコインケースを見せられたばかりで、何かの間違いではないかと思ったんですが」  ヘルプの子に聞いてみると「みんなに同じものをもらっていたから」と、あっけらかんと答えたようだ。 「みんなに同じコインケースをもらい、1個だけ使って他はぜんぶ売るという手法みたいです。『健ちゃんしかこんなの買ってくれない!』って言ってたけど、嘘だったんでしょうね」  とはいえ、彼女のもとには、いまだに通い続けているらしい。 「プレゼントやシャンパンはナシ、ハウスボトルのみ、ワンセットで粘る痛客になった」と語るが、そもそもそこまでして通うのは謎だ……。
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ホワイトデーにあげたものを「交換したい!」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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