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「外国人女性観光客」を狙う卑劣な集団の正体「睡眠薬を悪用して、無理やり外に連れ出し…」

訪日外国人旅行客数が増え続け、各地の観光スポットがインバウンド客であふれかえっている。そんな外国人観光客を狙って、新たな犯罪も生まれ始めているようだ。今回、情報を教えてくれたのは、都内にある映像メーカーに務めている広瀬忠義さん(仮名・40代)。広瀬さんは、無類の白人女性好きで、夜な夜なクラブやバーにナンパ目的で通っているそうだ。
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画像はイメージです

睡眠薬を悪用して無理やり外に連れ出そうと…

広瀬さんは、ふとしたタイミングで不穏な情報を耳にしたという。 「良く行くバーのマスターから、最近になって外国人観光客を狙ったトラブルが増えていると聞いたんです。なんでも、睡眠薬を悪用して無理やり外に連れ出そうとする日本人がいるとか。海外では、日本人の女性が旅行した際に現地民にナンパされて襲われるなんて話はよく聞きますが、その逆があることにびっくりしました。それ以上に、あまり派手にインバウンド客を狙った犯罪行為をされると、自分のナンパにも支障が出ると思い、犯人がどんな奴らなのか突き止めることにしたんです」

浮かび上がった、組織的に動く犯罪集団の姿

なんとも不純な動機で犯人探しを開始した広瀬さんだが、知人などに聞き込みをしてみると、意外な犯人像が浮かび上がってきたとか。 「どうやら、同人映像作品(以下、同人)を作っている連中に、外国人観光客を狙っている輩がいるようなんです。同人は、我々のようなプロではなく、個人が女性との行為を撮影しモザイク処理などをして専用サイトで売るもの。モデルとの契約がキチンとしていなかったり、撮影内容がしっかり伝えられないなどトラブルをたびたび起こしています。しっかりと運営している人もいますが、違法スレスレで動画を販売している人達も。基本、SNSでモデル募集をするのですが、新たなジャンルとして外国人を相手にした同人を作ろうとしている人間がいるようで。しかも、組織的に動いているようです」 同人は、数年前からブームとなり、規制が厳しい正規の作品より過激な内容で人気を博している。専門に販売しているサイトだけでなく、SNSでは個人売買で動画を提供しているアカウントも見かける。外国人観光客を狙っているのは、同人を制作している輩だと広瀬さんは独自ルートで情報をゲットし、手口も聞いたとか。
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一定数のファンがいるジャンルだからこそ…
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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