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「外資はクリーン、なんて幻想でした…」組織的なセクハラが横行、倒産リスクはあるのかプロが診断

企業の倒産件数が33か月連続で増加し、ついに今年度は’13年以来、11年ぶりに1万件を超す可能性が出てきた。企業の破綻は突然のように見えても、徐々に傾く“予兆”は随所に表れ始めている……。そこで、本特集では「決算」「人材」「職場環境」から倒産の危険度を凄腕コンサルタントたちが勝手に診断! 果たして、あなたの会社は、倒産間際か?

組織的なセクハラが社内で横行

[俺の会社倒産するかも!]診断会社Information 和久井美香さん(仮名・30歳)・平社員 メーカー 東証プライム上場 従業員/3500人以上 某通信会社のセクハラ横行がXで話題になっていましたが、組織的なセクハラが弊社も横行しています。例えば、役員が好きになった女性とのデートのセッティング。上納しなければ、報復として役員がその女性のいる会議に一切出なくなり、仕事の承認が得られず、女性は成果を出せなかった扱いとなり、外資のクビ宣告が下ってしまう。男性も同様に上納され、デートでそのまま体の関係になることも。 外資は人事権を人事部ではなく部署の長が握るので、逃げ道は「辞める」しかない。社内でeラーニングの研修はあったが、お問い合わせ窓口のリンクをクリックしたら404 Not Foundが表示されて失笑。「外資=クリーン」なんて幻想。こんな会社は潰れてしまえ!

セクハラが与える影響は通り風レベル

大企業も揺るがすように思えるセクハラだが、なぜか倒産への影響は通り風レベル。大企業のハラスメントが報道されて大炎上しても、結局は一過性で終わってしまいがちだ。その実態を働き方改革コンサルタントとして長年多くの会社を分析してきた新田龍氏は嘆く。