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ゲーム、時間派遣、コンサル……。実は10年後に倒産リスクが高い業界

企業の倒産件数が33か月連続で増加し、ついに今年度は’13年以来、11年ぶりに1万件を超す可能性が出てきた。企業の破綻は突然のように見えても、徐々に傾く“予兆”は随所に表れ始めている……。そこで、本特集では「決算」「人材」「職場環境」から倒産の危険度を凄腕コンサルタントたちが勝手に診断! 果たして、あなたの会社は、倒産間際か?

10年後、倒産する可能性が高いのは?

[俺の会社倒産するかも!]診断世界的なインフレ傾向、円安、AI技術躍進――。中小企業を取り巻く環境はますます厳しさを増し業界によっては「淘汰の時代」になり得る。10年後、倒産する可能性が高いのは? 「一見、煌びやかなゲーム業界、この先かなり厳しくなるでしょう」 そう語るのは、経営コンサルタントの横須賀輝尚氏だ。 「中国の資本力が凄まじい。無料のソーシャルゲームの開発に平気で100億円くらいかけてしまう。かつてはマンパワーでカバーしていましたが、それも働き方改革で難しい。さらに、基本無料のゲームが主流になったことで、開発費を回収できずに爆死するケースが増えているのです。加えて現代人はSNSや動画コンテンツに時間を取られ、新しいゲームを始める余裕がない。そのため、新規参入も難しく、成功するタイトルはごく一部です」 続いて、名前が挙がったのは「時間派遣業界」だ。