スナックの現役ママが明かす「プライベートでも会いたいと思われる客」の特徴4選
東京の上野でスナックを営む大谷麻稀です。会社員を辞め、未経験の水商売で独立してから早2年。日本屈指の飲み屋街で、昼も夜もさまざまな人間模様を見てきた私が、今夜のお酒がちょっぴり美味しくなるコラムをお届けします。
「俺、キャバ嬢と友達だから」と自慢げに話す人ほど、実はお店の女の子たちにはしっかりお客様認定されているもの。
食事に行けたと思えば、それはもちろん同伴。店に着いたら高額シャンパンをせびられ、おろさなかったら二度と食事には応じてくれない……。一方で、店に行ってすらいない日の深夜2時、「今から飲まない?」と、アフターでもないのに女の子のほうから誘われる人もいる。
私のお客様の中には、多いときで週3回もキャバ嬢からアフターに誘われ、その子が結婚して引退した後も旦那さんやお子さんに会わせてもらい、10年以上の付き合いを続けている方もいます。決して若いイケメンではありません。現在65歳のおじさまです。
夜のお店に通う理由は人それぞれですが、せっかくお気に入りの子を見つけたなら、その場限りではなく長い付き合いをしたいもの。有名キャバ嬢の自伝やYouTubeにも、長年付き合いのあるお客様とのエピソードはよく登場します。
では、スナックやキャバクラの女の子と親しくなれるお客様とは、どんな人なのでしょうか? それは、容姿や年齢、お店に通う頻度や使う金額で決まるものではありません。
どうすれば女の子に「プライベートでも会いたい」と思ってもらえるのか。人間関係なので相性もありますが、「これが守れていなければさすがに無理」という最低限のポイントをお伝えします。
この一文、100回繰り返し読んで頭に叩き込んでください。お気に入りの子と仲良くなりたいなら、馴れ馴れしく距離を詰めるのではなく、普通に接することが大切です。
いきなりディズニーや温泉に誘うのは論外。100%キモがられます。距離感を間違えたキモいおじさんに分類されます。普通に笑顔で会話し、普通にドリンクを飲ませてあげ、普通に会計して帰る。逆に「普通ではない」とは、キョドって無口になる、「1杯いただいていいですか?」を断る、会計に文句を言う……などなど。
特別に話が面白くなくてもいいんです。それよりも、いつも穏やかに楽しく飲んでくれるほうが重要です。お店の子と友だちのようになりたいのであれば、すねたり、怒ったり、理由も言わずに不機嫌にならないことです。沸点がわからない、“察してちゃん”とプライベートで仲良くなりたいとは思いません。
また、仲良くなった後も距離感を間違えないこと。「なんで新規の客のアフターを優先するの?」なんて言わないこと。友達のように仲良くなりたいなら、「俺は今度でいいから、新規のお客さん掴んできなよ」と言えるくらいの余裕が必要です。

大谷麻稀
スナックやキャバクラの女の子と親しくなるには?
①店での振る舞いをスマートにする
上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。
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