「ワシがルールだ!」アパートに住む70代迷惑老人に“20代の女性大家”が言い放った「会心の一言」
歳を重ねるごとに頑固になったり面倒な人になる……などということはよく耳にしますが、もしかしたら「老害」などという言葉だけでは片付けられない“何か”があるかもしれない。今回は、まさにそんな体験をした清水宏明さん(仮名・30代)に話を聞いた。
清水さんの前職は、ブラック企業で働く元社員。肉体的にも精神的にも疲弊し、フリーランスとして生きることを決意して退職した。パソコン作業を請け負うフリーランスのほか、飲食店のアルバイトを週に3回3~5時間程度。充実した毎日を送っていた。
「会社を退職して心機一転のために引っ越した先が、築30年以上の古いアパートです。外観が古くリフォーム済でも壁が薄かったですが、それでも風呂・トイレは別。トイレは洋式でエアコン付きの好待遇だったため不満はありませんでした」
とくに不満もなく1年以上が経とうとしていたある日のこと。先代の大家さんが亡くなり、20代でおとなしそうな雰囲気の孫娘Y美さんが「会社員として働きながら管理をすることになりました」と手土産を持って挨拶へやってきた。
「Y美さんが僕のところに尋ねてきたとき、同じアパートに古くから住んでいる70代ぐらいの男性Hさんが通りかかったんです。僕とHさんは会釈を交わす程度でしたが、HさんはY美さんが小さい頃から知っているようで、声をかけてきました」
そして、いままでは話したこともなかった清水さんに「ワシは、Y美がオムツをしていた頃から知っている」などと説明。久しぶりに会えたことをとても喜んでいたという。
ところが、この数か月後からHさんの態度は徐々に横柄になっていった。
「最初のほうは、決められた日時ではないときにゴミを出したり、自転車置き場への駐輪が雑だったり。それがだんだんとエスカレートしていき、ゴミは適当なモノを適当な曜日・時間に出すことが日常茶飯事になっていき、大きな音を出して周りの住人に迷惑をかけることもありました」
とにかく、やりたい放題。Hさんがゴミを捨てているとき、たまたま遭遇した清水さんが注意をしても、「ワシは最初のほうから此処の住人」「ワシがルール」などと聞く耳を持たない。行動はエスカレートし、注意書きの貼り紙もむなしく不衛生な状態になってしまう。
「僕の部屋はゴミ置き場のすぐ近くだったので、ニオイがキツくて……。転居も考えていたとき、ゴミ置き場でHさんと遭遇したんです。燃えるゴミの日にあきらかな粗大ゴミを出そうとしていたので注意をしたところ、いつものように軽く言い合いになってしまいました」
築30年のアパートで出会った70代の迷惑老人

写真はイメージ(以下同)
やりたい放題の迷惑老人と口論に…
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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