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20代現役スナックママが思う、「スナックに向いていない」“かまってちゃん客”の特徴7選

東京の上野でスナックを営む大谷麻稀です。会社員を辞め、未経験の水商売で独立してから早2年。日本の一大飲み屋街で昼も夜も様々な人間模様を見てきた私が、今夜のお酒がちょっぴり美味しくなるコラムをお届けします。 スナックは、お客様同士やキャストとの交流を楽しむ“大人の社交場”です。キャバクラのようにマンツーマンで接客を受ける場所でもなければ、バーのように静かにひとりで飲む空間でもありません。 しかし、そんな雰囲気を壊してしまうのが、“かまってちゃん”タイプのお客様。周囲を気にせず「俺だけを見て!」と振る舞うことで、場の空気を悪くし、キャストやほかのお客様を疲れさせてしまいます。今回は、スナックに向いていない“かまってちゃん”の特徴をご紹介します。
大谷麻稀

大谷麻稀

①1対1接客を求める

かまってちゃん行動の栄えある第1位はこちら。スナックはお客様に対しキャストの数が少ないのが通常。それなのに、「◯◯ちゃん可愛い、◯◯ちゃんずっと僕の目の前にいて、◯◯ちゃんそっち行かないで」……いやいや、スナックはキャバクラでもガールズバーでもないんです。指名制でもないんです。お店選びを間違えてることをご自覚なさって。

②お気に入りのキャストとしか話さない

気に入ったキャスト以外には、「興味ないから」と笑顔すら向けず会話すらしない方も存在します。「俺は客だ、俺が選ぶ立場だ」そうですね、私も大切なお客様と思っています。でも、「推しキャスト以外はどうでもいい」と無視を決め込んでいると、場の空気を盛り下げる上に、「◯◯ちゃん推しのお客様ってめんどくさいよね」と推しの子の評価まで下げることに。

③ほかのお客様と会話しない

周囲のお客様と、はなから会話する気がないのも困りものです。繰り返しになりますが、スナックは大人の社交場です。礼節は守りながらも、アットホームになってなんぼの空間なのです。そこで、「俺は◯◯ちゃんに会うためだけに来てるんだ!」とキャバクラのガチ恋まがいの行動や、はたまた「一人で飲みたいんで……」とオーセンティックバーかのような振る舞いは、お店の空気を壊します。
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金払いの良いお客さんに嫉妬する
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上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。
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