38歳、新・極悪女王「メガトン」のデビューに密着!「兄と亡き両親にリングに立つ雄姿を見せたい」
伝説のヒール・ダンプ松本を描いた『極悪女王』のヒットで注目の集まる女子プロレス。昨年誕生した新進気鋭の団体「マリーゴールド」で“新・極悪女王”を目指す38歳の遅咲きレスラーのデビューに密着した。
昨年11月、都内某所女子プロレス団体「マリーゴールド」の練習生たちがリングデビューを目標に汗を流しているなか、ひときわ大きな声を出し、練習に励む女性がいた。彼女の名前は轟もよ子。
10代、20代の練習生が中心のなか、38歳にして入門を果たし、ヒールレスラー「メガトン」としてデビューすることが決まっている。
昭和の女子プロレスでは「25歳定年制」という暗黙の了解があった。昔ならばとっくに引退を迎えている年齢であり、時代が変わったとはいえ、遅咲きであることには違いない。練習後、轟が語った。
「もともとは役者やお笑い芸人をやっていたんです。2年前にプロレスを題材にした芝居を行うアクトレスガールズという団体に誘われて。関わっているうちにプロレスに興味が出てきました。そんな時、アクトレスガールズで仲のよかったコたちがマリーゴールドに移籍することを知って。私も『本気でリングに立ってみたい』と思いました。正直、38歳が“遅咲き”であることも知らなかったというか……、年齢のことはあまり考えてませんでした(笑)」