更新日:2025年01月21日 16:39
ライフ

サイゼリヤには“ない”けど、ガストには“ある”ものとは。吉野家、ココイチをも凌駕…ガストが“使える店”に進化を遂げていた

デカ盛りメニューも得意だった

ガスト

ガストブラックカレー元気盛り(1260~1360円)

小皿メニューの充実化とは別路線で注目したいのが、がっつり食べたい派に向けたデカ盛りメニュー。「ガストブラックカレー元気盛り(1260~1360円)」は、黒いスパイシーカレーに、うすカツ、ソーセージ、海老フライ、ハンバーグ、目玉焼きがドーンと乗っています。これと同レベルをココイチで注文すると1500円超えに。 ここ数年のメニューを見ていくと、「富士山大盛りミートソース」や「ガス郎魚介つけ汁うどん チャーシュー&煮卵付き」といったメニューが期間限定で登場したり、サイゼリヤで廃止された「ピザのチーズ倍盛り」は190円で提供、直径24センチの「たっぷりマヨコーンピザ(500円)」は従来価格から200円値下げになるなど、ボリュームとコスパ満足度にこだわったメニューを発見することができます。

タン活メニューは独り勝ち?

ガスト

たんぱく質が40g以上摂取できるチキンメニューが1000円以内で食べられる

そしてもうひとつは、知る人ぞ知るタン活派や高齢者のサルコペニア対策向けのメニューについて。約220gの若鶏もも肉をグリルして、たっぷり野菜と合わせたチキン料理が690円(ジューシー若鶏グリル ガーリックソースの地方都市価格A)から味わうことができます。選択肢は4種あり、いずれも1000円以下で、たんぱく質は40g以上摂取できる設計に。同類メニューをデニーズで探してみると、やや小ぶりな「チキンシーザーサラダ」が1309円。健康コスパメニューにも強みを発見することができます。
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弱点を探してみたところ……
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食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12

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