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「109のアパレル店員時代、母子の霊をお祓いして…」話題の“ギャル霊媒師”が明かす半生

霊媒師なのに「霊視はNG」

エッジ1119──テレビから心霊関係の番組が消えていく一方、近年では「占いバラエティ」番組が人気です。 飯塚:私にも人気占い番組からオファーが来て、純粋に占うならと出演をOKしたんです。収録はうまくいき、現場でも「よく当たる」と好評でした。  が、後から「霊視はまずい」とお蔵入りになったんです。霊媒師の私に、霊視はNGと言われても……。本領発揮したらダメになるとは、理不尽すぎて悔しかったですね。 ──そもそも、一般的な占い師による占いと霊媒師の占いはどう違うのですか? 飯塚:ほとんど変わりませんが、霊媒師は生きている人を霊視できるのが最大の違い。  例えば、相談者が彼氏の本当の気持ちを知りたい場合、相談者の名前を唱えながら、彼氏にアンテナを合わせて飛んでいく。  すると、彼氏の映像が字幕入りで映画のように流れているのが見えるんです。それを相談者に伝えます。

鑑定力を武器に独立。弟子育成も開始

エッジ1119──多くの顧客を掴んでいた占いの館から独立したのは、なぜですか? 飯塚:占い師だけでなく、霊媒師の活動のウェイトを上げたかったんです。  霊媒師の仕事では、霊安室で無縁仏のためにお祈りもするし、首吊り自殺や孤独死の現場で除霊もしました。現場はたいていゴミ屋敷で、片付けないことには除霊できない。  でも、自殺を公にしたくない遺族が多くて、遺品整理業者を頼めないことも。  だから、私と弟子3人くらいで作業服に軍手をはめて大量の遺品を袋に詰めて、片付けてから供養する。死臭というか、独特な臭いが立ち込める中の作業は苛酷で、服についた臭いは取れないし、夏は本当に厳しい。  一般的なイメージとは違い、霊媒師とは現場の力仕事ですね(苦笑)
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