パテックフィリップ・ノーチラスは90万円→1600万円。次に流行る高級腕時計の“穴場”は「50万円台で買える宝石ブランド」の理由
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。
私は、2002年にパテックフィリップのノーチラスを約90万円で購入したのですが、その際購入したモデルの相場は、現在約1600万円となっています。
また、2017年には同じくパテックフィリップのゴールデンエリプスを約130万円で購入。そのモデルは、先日約370万円といった価格で売られていましたが、すぐに売り切れとなっていました。
ノーチラスとゴールデンエリプス、どちらにも共通するのが、私が買った時点では「誰も興味を示していなかった」という点であります。購入した際は、だれからも褒められることはなく、むしろ「なんでそれを買ったの?」などと言われるほど。しかし、そういったモデルが数年後には「多くの人にとって“良い”」と認知されるわけです。
こういった実績があるために、私はよく「次にどれが流行りそうか?」と聞かれます。
ということで今回は、その問に対する回答をしてみたいと思います。
人気が出るモデルの「良い要素」とは?
高級腕時計の前提条件は“自社一貫生産”
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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