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「腕時計に100万円は高すぎる」ロレックスよりもコスパの高い“予算50万円台”高級腕時計5選

予算50万円程度で買える腕時計

オメガスピードマスター3570.50

オメガスピードマスター3570.50

 予算50万円となると、有名なモデルや、多くの人が「格好良い」と思うような、万人受けするモデルが選択可能になります。  最もオーソドックスな選択肢としては、オメガスピードマスターの3570.50(通称ムーンウォッチ)がありますが、これは現在約54万円~という中古相場となっています。  また、他の選択肢としては、IWCのポルトギーゼ(IW371401など)が約55万円、ロレックスのエアキング(14000M)が約46万円であります。
IWCポルトギーゼIW371401

IWCポルトギーゼIW371401

ロレックスエアキング14000M

ロレックスエアキング14000M

 いずれも、人気要素を含んだ腕時計、なおかつ使い勝手が悪いという評判を聞かないような存在であるため、「良い選択肢」だといえるでしょう。  また、もう少し安価なモデルとしては、チューダーのヘリテージクロノ(70330)の黒文字盤が約41万円となっており、比較的新しい世代、なおかつ人気モデルとしては、最も手が出しやすいと感じます。
チューダーヘリテージクロノ70330N

チューダーヘリテージクロノ70330N

 さらに、パネライは多くのモデルが50万円前後で購入可能となっている傾向があるため、この予算では最も「選択肢が多い状態」となっています。
オフィチーネパネライ ルミノールマリーナPAM00050

オフィチーネパネライ ルミノールマリーナPAM00050

予算50万円高級腕時計のおすすめポイント

<オメガスピードマスター3570.50> 超有名モデル。高級腕時計の人気モデルの代名詞的存在。数年前まで新品が30万円で買えたが今や中古最安値が50万円以上。お得感は無いが、ずっと値上がりしてきたという実績あり。有名モデルであるがゆえに、つけている人が多いというデメリットも。 <IWCポルトギーゼIW371401> 2010年頃までの相場では、5桁世代ロレックス(現在相場100万円以上)よりも高値というポジションだった。ロレックスの相場が「上昇」となる一方、ポルトギーゼは長らく相場が変わらなかったため、今でも10年前の相場に近い価格で購入可能。お得感が高い一方で、値上がり実績はスピードマスターに負けている。今後も、今のような値動きが続いたならば、「スピードマスターのほうが高くなる」という逆転現象が発生する可能性も否定できない。 <ロレックスエアキング14000M> 2000年頃にデビューして2007年頃まで現行だったモデル。近代的なロレックスでは最も安価に購入可能となっている。ロレックスであるがゆえに使い心地は抜群だといえる。マイナス点は、ケースサイズが約34mmといった小ぶりな点。現在の基準からすると、やや小さく感じるかもしれない(日本人の腕にはしっくりくる)。 <チューダー ヘリテージクロノ70330N> クロノグラフという人気要素、なおかつかつての名作の復刻版といったキャラクター。時計ファン目線でも、初心者目線でも「グッと来る」1本だといえる。チューダーは、ロレックス系列のブランドであるため、こういった内容が40万円台前半で買えるのは魅力的。 <パネライ全般> 2015年頃までは、5桁世代のスポーツロレックスよりも高値といった印象だったが、今やロレックスの半額程度となっている側面がある。2015年から2022年頃まで「あまり値動きしない」という傾向があったが、近頃は「久々の値動き」となっているモデル多々あり。2010年頃までパネライは、「ロレックスの次に買う時計」といった印象があったといえる。かつての印象からすると、ロレックスのライバルといえるわけだが、今やロレックスより安価に購入可能となっているため、良い選択肢といえる。
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高級腕時計のステップアップモデル
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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