エンタメ

僕青、選抜制に対する複雑な気持ちも「成長するための強み」に変えて

 昨年の日本レコード大賞で新人賞に輝くなど、人気急上昇中のアイドルグループ「僕が見たかった青空(通称:僕青)」。乃木坂46の公式ライバルとして誕生した僕青は、デビューからわずか8か月の間に、冠レギュラー番組(「坂道の向こうには青空が広がっていた。」)のスタートやCM出演をはじめ順調に活躍の場を広げている。
僕が見たかった青空

「僕が見たかった青空」(左から)柳堀花怜、八木仁愛、吉本此那、塩釜菜那

また、先月リリースしたセカンドシングル「卒業まで」では、明るいデビューシングルから一変し、切ない初恋を描いた楽曲パフォーマンスも話題に。今回は柳堀花怜、八木仁愛、塩釜菜那、吉本此那の4人にデビュー後の変化やグループに対する思い、これからの展望について話を聞いた。

みんなでポテトを食べていたら、見つかってしまい……

――昨年6月15日にグループが結成。これまでの活動を振り返るとどんな思いですか? 塩釜 本当に生活がガラッと変わったなと感じています。テレビやラジオ、撮影のお仕事など、僕青に入ってから初めてのことばかりでした。いろんなお仕事をさせていただけて、本当にありがたいなと思ってます。 八木 昨年の今頃は、まさか自分がアイドルになれると思ってもいなかったので。グループの一員としてデビューして、たくさんのお仕事をいただけて感謝しかないですね。 ――僕青の露出が増えたことで、街中でも気づかれたり? 吉本 んー、まだないです(笑)。ただ、無防備なときに見つかってしまったら恥ずかしいので、ばれないようにはしています。 柳堀 (八木)仁愛と(早﨑)すずの3人でマクドナルドにいたときにあったよね。みんなでポテトを食べていたら、「もしかして僕青ですか?」って声を掛けられて。あれは恥ずかしかった……。 八木 そのときに、「今度から気をつけようね」って話しました(笑)。

選抜制に対する複雑な気持ちも成長の糧に

――順調な活動の一方で、舞台裏の密着ドキュメンタリーでは「露出度に人気が追いていないと感じる不安があった」というコメントもありました。今はどういう想いですか? 塩釜 今もありますし、MVや動画の再生回数とかやっぱり気になります。僕青としても、個人としても高い目標があるので、成長するための伸びしろがあると。前向きに考えるようにしています。 ――その中でセカンドシングルでは初の選抜制が導入されました。これを聞いたとき、メンバーはどういう心境だったんですか?  塩釜 いつかそうなるかなという予感はあったんですが、23人で頑張ってきたので発表があった時は複雑な気持ちでした。 吉本 メンバー内の関係もどうなるのかなって思いました。みんな優しいし、思っていても表には出さないから。僕青がこれからどうなってしまうんだろうって。 ――実際に選抜メンバーの「青空組」と非選抜の「雲組」にわかれて活動するなかで、変化を感じる部分はありましたか? 柳堀 私はグループとして活動が倍に広がったと感じています。「青空組」はテレビなどのメディア出演、「雲組」はライブとYouTubeでの活動でメンバーの個性が伝わりやすくなったんじゃないかなって思います。お互いに刺激し合えば、グループ全体のスキルアップにも繋がるので僕青が成長するための強みとして頑張っていきたいです。
次のページ
メンバーが密かに“卒業”したいこと
1
2
3
おすすめ記事