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熱海最後のソープランドが生き残っている理由。「嬢の秘部をじっと観察して帰る」94歳の客も

 ’18年には全国に1222軒あったソープランドはコロナ禍を経て、’22年に1199軒と数を減らした。微減ではあるが、新規開業できない実情を考えると減少傾向は軽視できない。  そんななか、まるで時代に取り残されたような地でひっそりと営業を続けるソープがある。存続理由を探るべく、門戸を叩いてまわった。

熱海の“最後のソープランド”

ルポ[限界風俗]のリアル

ヤングレディー :静岡県熱海市

 高度経済成長期には新婚旅行や社員旅行などで賑わいを見せた静岡県熱海市。  そんな温泉街に“最後のソープランド”としてポツンと立つのが「ヤングレディー」だ。純喫茶のような佇まいから哀愁が漂う。  2代目オーナーの山崎良一さん(70歳)が、熱海で1軒だけになった経緯を語る。 「私が前オーナーから店を引き継いだ15年前には、近隣にソープ3軒とヘルス3軒があって賑わってました。  ただ、どの店も観光客相手にバブル時代のような殿様商売をしていて、なくなってしまったのは必然だった気がします」
ルポ[限界風俗]のリアル

海岸沿いから一本入った通りに看板が見える

 その流れにとどめを刺したのがコロナ禍だった。観光客が激減し、’21年には近くにあったソープランド「鎌倉御殿」が廃業し、ここだけが残った。 「コロナ禍は本当に苦しかった。月の売り上げが250万円と経営が厳しく、役所に助成金の相談に行っても断られるばかり。  コロナ禍の3年間は自分の給料をカットして姫たちの日当に充て、私物を売りながらギリギリの生活。家族に迷惑をかけましたが、店を存続させるのに必死でした」

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